これからの冬にも快適!?賃貸選びの基本と損をしないためのポイント
引越しや賃貸選びは誰もが経験するものです。しかし、賃貸物件は理想と現実の大きな違いがあり、引越してから後悔をしたり損をするということも少なくはないでしょう。賃貸生活をより快適なものにするためにも、賃貸選びの基本とポイントを解説していきます。
賃貸選びは下見が基本!
多くの賃貸が各地に存在する中で、最終的にどの賃貸に入居するかを選ぶ権利は、私たち消費者にあります。そして多くの賃貸の情報が雑誌やサイトに掲載され、部屋の写真や間取り図、アピールポイントなどをどこもしっかり掲載しています。
賃貸を選ぶ側の消費者にとって、理想の生活や暮らしやすい間取りもありますし、もちろん予算も限られてきますから、自分それぞれの都合に合わせた賃貸を選んでいくこととなるのです。
とはいえ、賃貸を選ぶ上でついつい面倒で写真や情報誌、サイトを見て決めてしまう人も中にはいます。賃貸選びは必ず下見をするということを忘れないようにしなければいけません。
どこの賃貸物件も空き家があるよりも沢山の人が入居している方が賃貸収入が増えます。そのため、どこのオーナーも自分の賃貸がよく見えるように工夫するはずです。なるべく日当りや光量が多いように見せたり、コントラストなどを加工して汚れや古さが目立たないようにしたり、さらには都合の悪い部分を写さないようにすることで賃貸をなるべく綺麗に見せようとしています。
写真や掲載されている情報だけで判断して、直接下見をせずに決めてしまうと、実際に足を運んでみたら、思っていたのと違うということになりかねません。ところが、出張や単身赴任、学校が地元から離れているなどの理由でした見に行くのが面倒で、ついつい写真や掲載情報だけで選んでしまう人もいるようです。
下見の際にここはしっかりチェック!
賃貸は必ず下見に行くようにしましょう。そして、下見に行って初めて賃貸物件の傾向や現実、理想との違いが浮き彫りになってきます。
そして賃貸の下見の際には、様々なチェックポイントがあると思います。それはおのおの自分がこだわりたい部分によっても変わってくる部分でもありますが、特に賃貸選びにおいてチェックしておかなければいけないポイントは決まっています。
まずは壁の薄さを確認しましょう。もちろん、予算などもありますから完璧とはいかないでしょうが、いくつか下見をする中で防音性や静粛性を比較していきましょう。下見をする日中の時間帯は、どこの部屋の住人も大抵学校や仕事に行っているでしょうから静かです。しかし、壁の薄い物件を下見でしっかりと見極めていかなければ、長く生活していく中でストレスやトラブルの元になりますし、壁の中綿が手抜きされていることによって、大抵の場合は冬場が寒いです。その他には毎月かかってくる光熱費などのランニングコストが安いかどうかも事前に確認しておくべきところです。
壁の薄さを見分けるコツ
賃貸の防音性はとても重要ですが、日中の下見の時間帯では大抵の住人が留守にしていますから静かです。ではどのようにして防音性を見分ければいいのかというと、まずは手を叩いてみてください。部屋の中で物音が不自然に反響するようであれば、その賃貸の壁は薄いということがいえます。
とはいえ予算などもありますから、限られた予算の中でより壁の薄そうな賃貸を選んでいくことが大切ですが、物音が反響するということは部屋の中の会話や生活音もよく反響しますし、隣の部屋の物音も同じように反響して伝わってきやすいということです。全く知らない他人の物音ですし、生活時間が違えば睡眠妨害にもなるでしょう。
その他にも角部屋を選ぶことで、なるべく隣の部屋との設置面積を減らすという方法があります。角部屋であれば、隣の部屋との設置場所が片側の壁だけですみますが、これが両ばさみの部屋であれば両側から騒音が聴こえてくることになります。
また、あまりないですが2ルーム1フロアの物件では、1つの階層に2つの部屋しかなく、間にエレベータや階段などが挟まれているので、直接となりの部屋と触れることなく生活ができます。
毎月のランニングコストが経済的な賃貸
賃貸契約の際にチェックしなければいけない部分や比較しなければいけない部分は沢山あります。そのため、比較対象が多すぎてついつい重要な部分を忘れてしまって引越してから後悔することも多いものです。
賃貸契約の下見の際に確認する部分が多いですが、引越してからが一番重要になります。先ほどの壁の薄さのチェックもそうですし、光熱費や毎月のランニングコストもとても重要になります。
初期費用はさほど大きな問題ではありません。それが毎月かかってくるわけではないのですから、しっかりとした物件に入居して、長く生活していけるのであれば、はじめはローンを組んでも家族から借りてもいいでしょう。
しかし、毎月のランニングコストはそうはいきません。特に賃貸で一番かかってくるのはガス料金です。冬場になるとガス代が高額になります。プロパンガスと都市ガスという2種類のガス方式がありますが、都市ガスの方が圧倒的に安いです。プロパンガスだと冬場に都市ガスで使う同等量のガスで、料金が2~3倍くらいにもなってしまいます。
あらかじめ都市ガスの賃貸を中心に選んだり、オール電化であればもっと安く済むでしょう。賃貸のチェック項目は沢山ありすぎて、ついつい下見や契約の際に肝心なことを忘れてしまいがちです。必要なことを事前にメモしておくといいです。
値段交渉は必ずする
最後になりましたが、値段交渉は必ずと言っていいほどできます。たとえば家賃は毎月かかってくる賃貸の費用ですから、これをたった数千円でも値引きできれば年間で数万円になります。
賃貸の契約期間中でトータルすると、10万円をゆうに超える節約になることも少なくはありません。賃貸契約の際にはまずは家賃を値引きしてみてください。そして、家賃の交渉が成立しようとしなかろうと、次は敷金や礼金などの初期費用の値引や管理費の交渉など、値段交渉ができる部分は沢山あります。
値段交渉で注意したいのが、相手も人間だということです。自分本位な押しつけや上から目線の客に対しては、嫌でも値引をしたくないでしょう。あくまでも人と人とのコミュニケーションを意識しておこなっていくといいでしょうし、不動産の担当者は、賃貸オーナーと契約者の間に入って自分の味方となってくれるでしょうから、仲良くしておきましょう。