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壁の薄い賃貸に住まないために!部屋探しで壁うす物件の見分けかた

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賃貸選びでとても大切なのは、防音性の高い賃貸に住むということです。賃貸には安いものから高いものまでピンキリで存在しますが、安い賃貸ほど壁が薄く、プライベート性のない賃貸となっています。では、こうした賃貸に住んでから後悔をしないためにもしっかりと部屋探しで賃貸を選んでいかなければいけません。

賃貸選びに最重要はプライベート性!?

賃貸選びでなぜプライベート性が重要で、そもそもプライベート性とはどのようなものなのでしょうか?プライベート性とは、単純に説明すれば壁が薄くない賃貸ということになりますが、自分のプライベートがしっかりと確保された空間ということです。

壁が薄い賃貸に住むと隣の部屋の物音が筒抜けで、しかも生活が違えば夜寝ている時に隣が起きていて睡眠の妨げとなってしまうかもしれません。逆に、自分の部屋の物音も隣の部屋に筒抜けだということです。こうした賃貸では常に隣の物音を気にしながら、しかも自分の物音もなるべく大きくしないようにして生活をしていかなければいけませんし、逆に自分の物音が原因でトラブルとなってしまうかもしれません。

残念ながら多くの人が、初めての賃貸選びでこうした部分を軽視してしまう傾向にあります。安ければどこでもいいと思って部屋を安易に選んでしまうと、後々後悔することになります。普段実家で暮らしている人は、隣の部屋の物音なんてさほど気にならないかもしれませんが、これは自分の隣にいる人間が気の知れた家族だからです。顔も性格も実態もわからない赤の他人の物音では、そうはいきません。

賃貸下見にありがちな罠

賃貸を選ぶ時は、下見の段階から損をしないようにしっかりとプライベート性を考えていく必要がありますが、それでも賃貸の下見には大きな罠が潜んでいます。それは、不動産屋と賃貸を下見する時というのはその不動産屋の営業時間内になるかと思いますが、日中の時間帯では学生は学校に、会社員は仕事に行っていますから、すごく静かに感じてしまいます。下見をする時はなるべく休日を選んだ方が、まだ実際の生活感に近い環境で下見ができます

また、ついつい下見をして舞い上がってしまい、その場でよく考えたり比較もせずにその物件に決めてしまうことは大きな問題です。もし、気に入った物件があったとしても、最低限いくつかの物件を回ってみて、それで最終的に判断するといいでしょう。全てを回ってから、改めて気に入った物件をもう一度確認するということもできるわけです

壁の薄い物件の見分け方

以上の点を踏まえて、いよいよ物件の下見に入っていく際のポイントを説明していきます。たとえ隣の人が静かであろうと、留守であろうと、日中であろうと下見をしていて壁の薄い物件は、経験者からすればすぐにわかります。

部屋に足を運んで、何かしら不動産の担当者と会話をするかと思いますが、その際に声や物音がホールのようによく響く物件は要注意です。なぜ、音が響くかといえば理由は簡単で、その物件の壁の作りが甘いので音が吸収されずにそのまま反響してしまうのです。

実家に住んでいて、そこまで部屋の中で物音が反響するということはないかと思いますので、単純に違和感を感じたらそこはやめておいた方がいいでしょう。また、もっと手っ取り早い方法として、手を叩くというものがあります。手を叩いて大きな物音を出して、それが響くようであれば、壁の薄い物件だということがわかるのです。壁の薄い物件は壁材が手抜きですので、断熱材などもほとんどは入っていないことが多く、寒いです。

壁をコツンしてみる!

また、壁の粗雑な物件を見極めるのに、単純に壁をコツンと裏拳で叩いてみるのもいいかもしれません。あまり強くやると不動産業者にも嫌がられるでしょうが、そこまで強く叩かなくても、軽く叩くだけで壁の密度の薄さはすぐにわかります。叩いてみて壁が軽い音がしたり、叩いた音が響くようであれば、あまり防音性の高い物件ではありません。

なぜ、賃貸の壁は薄いものが多いのかというと、理由があります。一般的な住宅であればそんなことはありませんが、賃貸ではよりたくさんの人を住まわせた方が、家賃から高い収入が得られます。そのため、なるべく可能な限り壁や柱を薄くしてたくさんの人が住めるようにしているのです。

余分なコストで削減できる限りは削減した方が、より安く賃貸物件を建てることもできますし、そうして可能な限り手抜きをしているから壁が薄かったり寒かったりするのです。とはいえ、賃貸の予算や家賃などの関係もありますから、ある程度のところで手を打つしかないのですが、その予算内でよりプライベート性の高そうな賃貸を選んでいくのがポイントになります。

立地条件で考える

最後になりましたが、安い物件や限られた予算の中でもなるべくプライベート性の高い物件を選んでいくには、なるべく建物の構造や立地条件などで判断していくといいのではないかと思います。

たとえば、集合住宅の1フロアにつき2部屋しかない物件で、しかも間に階段やエレベータが挟まっている物件などでは実質独立した部屋を実現できていますから、プライベート性はより高いでしょう。さらに、壁の薄い物件でも角部屋を選択することで、たとえ壁が薄かったとしても、両サイドから騒音が伝わってくるのか、片方だけで済むのかでは、度合いが違います。角部屋であれば、窓も複数についていて日当りがいい場合も多いですし、同じ賃貸の中でもより好条件で住むことができます。

もっといえば、立地条件的な話になりますが、エリアによって物件の単価も物価も違うため、このエリアではこの予算で全然いい物件が見つからなかったのに、このエリアではもっといい物件がたくさんあるということもあります。限られた予算でもより良い物件に住めるように色々なエリアで物件を下見して比較していくといいのではないかと思います。

それ以外にも、物件選びにおいて、おのおのこだわりどころはあるかと思いますが、やはり一番はプライベート性を重視して探していって、限られた予算内で自分の理想なども含めて選んでいけばいいのではないかと思います。

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