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より良く生きるための脳!大脳新皮質を御存知ですか?

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脳にはより良く生きるための大脳新皮質という場所があります。そして大脳新皮質には、脳の中でもとても重要な4つの機能があります。人間の脳の内、大脳が最も大きく、全体の8割の重量があります。

その大脳は、実は3つに分かれています。

1つは古皮質、2つめは旧皮質、3つ目は新皮質です

1つ目の古皮質は、いわゆる「爬虫類の脳」と言われていて、本能的な情動はこの古皮質によるものです。

2つ目の旧皮質は、「旧哺乳類の脳」と言われていて、こちらも本能的な情動と深く関わります。

3つ目の新皮質は、「人間的な脳」と言われていて、脳の一番外側の層にあります。その薄さは2~5ミリ程で、140億もの神経細胞が集まっています。

そして、この大脳新皮質が更に4つに分かれているのです。その4つの名称と役割を紹介します。

前頭葉

前頭葉は、4つの領域の中で最も広い場所です。頭全体を脳だと例えると、前半分近くが前頭葉です。

前頭葉は、手足の筋肉に司令を出して運動をさせます。例えば、歩こうと思ったら右足を出して、その後左足をだして、手は右手と左手を振り子の様にしますが、そういう順番を組み立てて決定して司令を出す場所です。

前頂葉

前頂葉は頭のてんっぺんからあたりから、やや後方3分の1くらいまでの場所です。

身体が受けた感覚を認識したり、取りまとめたり、分析したりしています。

前頂葉の前に先ほど説明した前頭葉があり、後ろに後述する後頭葉、下に同じく後述する側頭葉がありますので、4つのうちの他の3つに囲まれています。

ですので、前頂葉は他の場所との情報の伝達も行っています

後頭葉

後頭葉は後頭部付近やや上にあり、4つの中で最も小さい場所です。

ここは視覚に関する領域で、前述の前頂葉や、後述の側頭葉に視覚の情報を伝える役割をしています。

側頭葉

側頭葉は左右両方にあります。両方の耳の辺りにあって、聴覚に関する場所となっています

ただ、実は聴覚だけでなく、味覚にも関係していたり、言語を理解するために働く場所でもあります。

このように、大脳新皮質は4つに分かれていて、人間的でより良く生きるための器官となっており、それぞれが隣り合う脳に影響を与えながら、機能的な役割を果たしています。

ちなみに、大きな脳の表面だけでこういう役割を果たしているのです。脳の中身の部分と勘違いされている方もいらっしゃいますが、あくまでも外側の表面部分に細胞が沢山あるのが、この大脳新皮質です

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