ウォーキング健康法で生涯健康に過ごす毎日のすすめ!
現代人の心身と健康の問題
高度な文明の元で暮らす私たち日本人にとって、暮らしはとても便利になりましたが、その反面で現代社会には人間本来の心身の健康にとって良くないことばかりで、私たちの健康は失われていくばかりです。
私たちが毎日パソコンや携帯電話、テレビなどを見ることが増えて、視力の低下はもはや社会現象となっていますし、現代人の狭小な生活環境やライフスタイル、集合住宅での単身生活などが増えたことで、さらに近視や健康の悪化が進行しています。
オフィスワーク中心の社会や職場が増えたことで、陽の光の当たらない室内でずっと座りながら仕事をすることも当たり前となり、運動不足から本来の心身の機能が損なわれていってしまっています。さらにはストレスが多く、時間に追われると心のゆとりにも乏しくなってしまい、人間本来の自律神経という生命の健康に欠かせない機能も狂いっぱなしになっているのです。
こうした世の流れに終止符を打たなければ、人間として、生物としての未来はありません。とはいえ、現代社会が早々変わっていかないのも事実ですから、まずは生活の基盤を整えることです。そして、ウォーキングは現代の抱える全ての問題を取り払ってくれます。
現代人に多い隠れ低血圧の症状
現代人の抱える問題をもう一つだけ説明すると、現代人は特に隠れ低血圧の症状を多く抱えています。隠れ低血圧とは、あからさまな低血圧ではないにせよ、生活の中で低血圧のような症状が多く出ることを意味します。
病院に行って血圧計で測定しても、特に問題はないので気付きづらいですが、間違いなく低血圧の症状は出ていませんか?例えば日中なのに眠気が強かったり、身体がダルくて重い、立ちくらみやめまいを頻繁に起こすなどがそれです。運動不足によって心臓の本来のポンプの力も弱まってしまっているのです。
また、自律神経系の中に交感神経と副交感神経というものがあります。お互いに連携しあって心身の健康を支えており、交感神経は活発に活動している時間帯に血流量や血圧、心拍数を高めます。
副交感神経はリラックスしている時や寝る前などに、血圧や心拍数を緩やかにさせる効果があるのですが、これらがうまく連携できないと、日中に眠くなったりここぞという時に、血流量が増えずに貧血や脳の酸欠状態をおこすわけです。逆に夜寝る前に交感神経が活発になってしまって、頭が冴えて眠れないなどの弊害が起こります。
自律神経を整えるには日光が一番の薬!
これらはすべて自律神経の乱れからくるもので、普段の規則正しい生活習慣がとても大切になってきます。そして、自律神経を手っ取り早く整えるには日光を浴びるのが一番です。
現代では集合住宅や狭小環境に住んでいたり、オフィス中心の職場で十分に日光を浴びれない生活をしている人が多いのがとても残念ですが、人間本来の機能として日光浴は欠かせないことなのです。
陽の光をしっかりと浴びることでその強い光量が目を刺激して脳を刺激し、自律神経が整います。さらにセロトニンという安息感を司る脳内伝達物質も活発に機能しますので、情緒が安定してストレスに強くなります。
太陽の光の中でも特に早朝や、せいぜい午前11時前くらいまでの日光がとても効果的のようです。自律神経が整うことで、体内時計も正常に機能するようになり、夜は自然と心地よい眠気が襲ってきてぐっすりと眠れるようになりますし、ストレスに強い活発な心身を作れます。
早朝ウォーキングでたくさんの得を!
これらの点を踏まえて、ウォーキングについて考えていってみましょう。ウォーキングは運動法としては効率的に身体を動かすことができますし、ランニングやハードな運動と違って身体に大きな負担をかけにくいので、年をとっても比較的長く続けていくことのできる運動法です。
そして、歩くということで人間に本来必要な身体の機能を効果的に高めてくれたり、維持することができますし、心臓のポンプの役割も効果的に鍛えられます。それでいて日光を浴びれますからとてもメリットの多い運動法です。
現代人は朝食をとらないという人も多いですが、これは心身の健康を大きく害してしまいます。朝食を摂る人と摂らない人では、鬱病になりやすい比率がぜんぜん違うようです。そして朝食を摂れない一番の要因は朝の時間のなさでしょうから、早朝ウォーキングを始めることで朝の時間を有意義に過ごすことができます。
朝起きて運動をして、それから朝食を食べて支度をすることで、朝食を食べることには心身が活発に起きていてダルさやつらさを感じないでしょう。朝に慌てて準備するよりもよっぽど魅力的です。太陽の光も朝日をめいっぱい浴びることができます。
澄んだ空気といつもと違う風景を!
ウォーキングのメリットはまだまだ考えられないほどたくさんあり、早朝ウォーキングをすることでその魅力を最大限に活かせます。毎日いつもよりも1時間早く起きればいいだけです。
そして、太陽の光をいっぱい浴びて活発に身体を動かすことで心身が目覚めますから仕事も効率的で活発に進むでしょうし、夜は自然に心地よい睡魔に襲われて眠りにつくことができます。
あとは生活をしながらその睡魔に合わせて眠れるように生活のサイクルをうまくコントロールしていくことで、とても健康的な睡眠が摂れるようになるでしょうし、そうなれば朝は自然と目が覚めるようになります。
早朝ウォーキングでは、人通りも車通りも少ないですからいつもと違った澄んだ空気と景色を味わうことができます。普段は忙しくてなかなか見渡さない景色も早朝ですし、人や車通りが少ないので自然と目がいくようになります。
遠くや様々な景色を目で楽しむことで視力回復や維持にも効果的でしょうし、運動ができて太陽の光を浴びれてと、デメリットが見当たらないどころか、100利あって1害なしといったところでしょうか?
成功者のエッセイ本などを読んでもかなり多くの人が共通してウォーキングをしており、ウォーキングをすると頭が冴えていいアイディアがたくさん浮かんでくると言います。生活をより良いものにしていったり、社会で出世することにも繋がるのがウォーキングです。可能であれば2時間程度毎日続けることが一番ベストだとも、成功者の多くが語っています。