毎日の健康を保つ手軽で素早い運動を考えて健康的に
最近運動が不足していませんか?なんだか身体がダルい、疲れやすいは年齢のせいもありますが、それだけではなく運動不足によって本来の身体機能が得られていない事が原因かもしれません。毎日続けられる手軽な運動習慣を考えていって健康的な心身を考えていきましょう。
運動不足と現代習慣病
現代人の多くが、この便利で高度な社会に生活をしている反面、人間としての本来の健康をどんどん損ねていってしまっています。そのうちの一つが視力の低下であり、また一つが身体機能の低下なのです。
肉体労働は現代社会ではさほど必要なくなり、多くの人間がオフィスワークを中心として、室内で座りながら仕事をすることが多くなってきました。これがどういう事かというと、それだけ身体を動かす必要が現代社会ではなくなってきてしまっているのです。身体を動かす事がなくなってくると、それだけ身体の機能が衰えていってしまうのは言うまでもありません。
身体の駆動部分は筋肉でできていますから、動かさないとその筋肉が衰えていってしまって、本来必要な身体機能をカバーできなくなってしまうのです。それだけであればまだしも、運動不足は身体のみならず精神にも良い影響を与えません。身体を動かさない事によって鬱憤が溜まっていきます。この鬱憤とは、脳内伝達物質でいうノルアドレナリンのことなのですが、これが運動によって消費していかなければ溜まっていってストレスの元凶になるのです。また、私たちの心臓を動かしているポンプの役目を果たしているのも筋肉ですから、心臓の機能が衰えると、体全体の機能が衰えてしまいます。
交感神経と副交感神経
私たちの身体には自律神経系というものが備わっています。これは心身の健康や生命の維持に欠かせない機能を担っている独立した命令系統で、意識的に動かす事はできませんが、意識や心身と密接に関わっており、これが狂うと心身に悪影響を及ぼします。
そして、自律神経の中でも交感神経と副交感神経というものがあり、それぞれ連携する事によって身体の機能や健康を支えています。たとえば交感神経は日中の活発に活動している時に機能しているもので、血流量を増やして血圧を上げ、心拍数を高めて活動的な心身の状態を作りだします。副交感神経はそれとは全く逆の作用を持っており、リラックスしている時や寝る前などに活発になる神経系です。心拍数や血圧を緩やかにして心身をほぐし、寝入りやすくしてくれるものです。
しかし、これらがうまく連携して機能しなくなると、日中なのに副交感神経が活発になって眠くなったり血圧が上がらなくて身体がダルくて重い、逆に眠らなければいけないのに交感神経が活発になってしまって、目が冴えてしまうなどの原因になるのです。
毎日の運動は体操から!
毎日の健康は運動からです。そして、規則的な生活習慣という生活の基盤があってこそ、全てのバランスが整って健康的な心身の状態が保たれるのです。暴飲暴食や買い物で憂さ晴らしをするのもいいですが、そのまえに規則正しい生活や運動などの人間が本来求めている事をしてみてください。案外健康的なバランスのとれた心身の状態となって普段よりもストレスが溜まらなくなり、暴飲暴食や消費欲に頼らなくても良くなるかもしれません。
そして、毎日運動を続けろと言われても、いきなり運動を継続して続けるのは難しいと思うかもしれません。そんな時に最適な運動方法が体操なのです。体育の授業で誰もが準備体操としてラジオ体操をしました。それを大人になって全く運動をしなくなった人間が改めておこなうと、かなり息が切れます。
体操だけでも運動不足の人間にとってみれば立派な運動になりますし、もともとウォーミングアップ目的で作られているものですから、身体に大きな負担がかかる心配もなく続けられます。体操と併せて十何運動もセットにするとなおいいです。身体の筋が伸びてほぐれるので血行が良くなり、毛細血管が広がります。それによってより身体の隅々まで栄養と酸素が行き渡るようになり気分がスーッとします。
太陽の光を毎日浴びる習慣を!
また、私たち人間が生き物として本来必要なメカニズムは、規則的な生活習慣と運動だけではありません。太陽の光は現代でこそ軽視されがちなものですが、人間にとって最も重要です。
太陽の光は、ただ単に大地を明るく照らしてくれるだけのものでも、気温を暖かく保って住み良い環境にしてくれるだけのものでもありません。動物にとって昼と夜はとても重要なプロセスで、太陽は最重要なのです。人間にとっての太陽は、自律神経を整えて脳内伝達物質であるセロトニンを増やしてくれる働きがあります。結果ストレスに強くて健康的な心身を構築する事ができるのです。
太陽の光を目から直接取り入れる事で、その強い光量が脳に直接作用してこのような現象が起きます。決して白熱電球や蛍光灯のような弱い光量では意味がありません。特に午前中の日光は自律神経を高めるのに最も効果的で、体内時計を正常に機能させますので、夜は自然と心地よい眠りにつけるのではないかと思います。
早朝ウォーキングが最もベスト!
以上の点から、最終的におすすめしたい運動法として早朝ウォーキングがあります。早朝といっても朝日が昇るタイミングでウォーキングをしろというのではなく、普段起きている時間よりも1時間程度早く起きて音楽を聴きながらでも構いませんので、近所を歩けばいいのです。その前後に体操を挟むとなおいいでしょう。
朝一番の体操は身体を起こしてくれて、結果的に脳が目覚めます。活発な状態でウォーキングをして太陽の光を存分に浴びたら、余裕を持って朝食をしっかりと摂って仕事に行く事ができるでしょう。
ウォーキングをするために朝早く起きる事によって、本来は寝ぼけながら辛い思いをして準備していた朝の時間がより快適なものになりますし、朝食をしっかりととるのととらないのでは、日中の心身の状態やストレスの溜まりかたに大きな差が出ます。
早朝ウォーキングで、あまり人のいないいつもの近所の道を歩くと様々な発見がありますし、空気が澄んでいますし、リラクゼーション効果もありますので、とてもおすすめです。