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身体のつくりと睡眠のメカニズムを知って不眠知らずな毎日を!

毎日の睡眠、ちゃんと満足にとれていますか?睡眠は人間にとって唯一脳を休めるための時間であり、その他の身体機能を回復させたり、入れ替えるためにも睡眠は欠かせません。

ところが、睡眠がじゅうぶんにとれていない人が多いのも事実です。睡眠はどの動物も当たり前におこなうものですから、むしろちゃんととれないことの方がおかしいと考えるべきです。

今回は身体の作りや睡眠のメカニズムを知って寝たい時に眠れる不眠知らずな、毎日を送る習慣について解説していきます。

なぜ寝たい時に眠れないのかがそもそもの問題!

わたしたちは、睡眠という大切な習慣をじゅうぶんに発揮できないときがあります。たとえば、不眠症を抱えている人はもちろんのこと、不規則な生活を余儀なくされていて、この時間に眠らないと睡眠が取れないのにも関わらず、なかなか寝付けないなどです。

また、子供の頃から寝付きが悪くて、それが当たり前になっている人もいるでしょうが、それは本来おかしいことだと考えるべきです。

眠るべき時に眠れなくて、日中に眠いというのもおかしいですし、毎日しっかりと生命維持に欠かせない睡眠をとらなければいけないのに眠れないということは、身体に大きな負担となってしまいます。

そもそも睡眠は何のために必要なのでしょうか?睡眠は身体を休める行為ではなくて脳を休める行為になります。実は、身体は睡眠をとらなくとも横になっているだけで8割がた回復をするということがわかっています。

しかし、脳は意識を飛ばして眠りにつかなければ回復することができません。また、睡眠中には新陳代謝や成長ホルモンなど、寝ている間にしか活発に活動しない身体の機能もたくさんあります。

自律神経と太陽光

そもそも睡眠や1日の活動を左右している体内時計について考えていきましょう。体内時計があってこそ、人間は必要な時間に眠くなり、起きなければいけない時間に起きて活発に動き回ることができます。

この体内時計が狂ってしまうと、寝なければいけない時間に寝れなかったり、日中の起きていなければいけない時間に眠かったりするわけです。

そしてこの体内時計とはいったい何なのかと言うと、決して体内に時計が入っているのではなく、規則正しく機能する自律神経という神経系がこの体内時計なのです。つまり、不規則な生活で体内時計が狂うと自律神経も狂っていますし、自律神経が整えば、体内時計も整うということです。

そこで、体内時計を整えるためにとても大切な役割を果たしているのが太陽です。太陽の光は、ただ単に私たちの生活を照らしたり、暖かくて住み良い環境を作り出しているだけではなく、人間にとっては自律神経を整えて生命維持をする上で欠かせないものなのです。

太陽の光を浴びることによって、私たちのその日の自律神経や体内時計が整うようになっています。とくに朝日から午前中までの太陽の光がとても強い効果を持っており、それを私たちは目から取り入れることで自律神経が整います。

室内の蛍光灯や白熱電球なども、室内のみで考えれば非常に明るいですが、太陽の光量とは比べ物になりませんから、電気の光をどんなに見たところで自律神経は整いません。

太陽の光をしっかりと浴びることで自律神経が整うということは、つまり体内時計が整って、日中は活発に動き回ることができ、夜は自然と心地よい眠気で眠りにつけるということです。

寝る直前の身体の状態を知る

また、眠りにつく際の私たちの身体の状態を知っておくことで、どんな状態でも眠りにつきやすくすることができるでしょう。私たち人間が眠りにつく直前は、体温が急激に下がって眠気が襲ってくるようになっています。

そして心拍数や血圧も穏やかになり、眠りにつきます。雪山で遭難した時に眠くなったり、寝たら死ぬというのは、人間が眠りにつく際のこうしたメカニズムが原因です。眠りにつきたいときは、リラックスして体温を下げることが大切になります。

また、真逆の方法として、どうしても体温を下げたりリラックスできないような状況にいるときは、逆に身体を思いっきり汗をかくほど温めてあげても眠りにつきやすくなります。これは、体温が上がったことに対してからだが体温を下げようと働くことでゆるやかに体温が下がるからです。

手足を冷やして効果的に睡眠へ

眠りにつく前の身体のメカニズムをうまく使って、眠りにつきやすくするには、手足を冷やすのが効果的です。

身体には冷やして大丈夫な部分と冷やしてはいけない部分がありますが、特にお腹や胸などを冷やしてしまうと、逆に体温が急激に下がりすぎてしまい身体があわてて体温を上げようとして、かえって目が冴えてきてしまいます。

そこで、手足を冷やすと効果的なわけですが、夏になると半そでや短パンなど、手足を出す服を着ることからもわかるように、手足というのは体温調節に使われる器官です。

心臓や内蔵から適度にはなれていて、それでいて動脈が通っていて皮膚も薄いですから、血液を直接冷やして体温調節をするには最適なのです。

真夏の寝苦しい時に眠りにつけない場合は、よく絞ったタオルなどで手足を拭いて、そこに扇風機などの風を当ててあげると、体温を効果的に下げていくことができて眠りにつきやすいです。

また、先ほど真逆の方法として紹介しましたが、逆に身体が急激に温まる方法を実践して体温調節機能が働くのを利用して眠りにつきやすくするという方法もあります。

眠る1時間ほど前に入浴をすると効果的なのは、入浴をして暖められたからだを冷やそうと身体が働き、程よく冷えてきた頃に眠気が襲ってくるからです。

また、キムチ料理や唐辛子に含まれるカプサイシンと言う栄養素は、体温を内側から暖めていくことができる物質で、食べて数十分もしないうちに身体がポカポカとしてきます。

だいたい眠りにつく2時間ほど前までにこうした食事を済ませておけば、消化とともに身体の火照りは徐々に引いていき体温が下がっていって眠りに入りやすくなります。

こうした効果と身体のメカニズム、更には自律神経や体内時計をうまく整えていく習慣と、リラックスをしながら眠りにつくということを意識して睡眠をうまくコントロールしていけば、毎日より快適に眠りにつくことが出来るのではないかと思います。

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