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運動音痴でも続けられる運動やスポーツに必要な事とは?

筋トレ器具は宝の持ち腐れになる

小学時代運動音痴だったので、中学生になるとテニス部に入部した。毎日欠かさず練習に行ったおかげでキャプテンにまでなった。中学時代のトレーニング経験から、社会人になり自習トレーニングしようと筋トレ器具を購入した事がある。

生来トレーニング好きという訳ではない。意気込んで購入しても一週間後には埃をかぶっている。購入しては転勤に伴い処分し、再度購入しては転勤に伴い処分した。

トレーニングを趣味にしているなら続けられるであろうが、そうでない場合は続かない。今度こそは続ける、と意気込んだところで続かない。現代人は多忙だ。多忙な日常に追われ、いつの間にか筋トレ器具の存在を忘れてしまいがちだ。同じように、毎朝ランニングしようとランニングシューズを買っても、数週間後には下駄箱の隅に押しやられていた。

スクール性のあるものを選ぶ

運動が苦手な者でも続いたものがある。テニススクールと水泳教室だった。どちらにも共通する事は、カリキュラムが決まっている点だ。行かなければならないから通い続けられた。毎週日曜日4時間のスクール通いだったが、不思議と続いた。カリキュラムが決まっており、次回は何の練習をするかが決まっていた。

コートやプールに出るとインストラクターがいて、4時間サボる訳にはいかない状況になった。サボろうと手を抜いていると傍らに寄り、「これはこうするのですよ」と助言をしてくれる。上手くなろうと思って続けている訳ではなく運動不足解消のために続けているのだが、助言はインストラクターの仕事だから当然のことだ。

スクールであれば必然的に続けられるだろう。体をスクールの場に運べば必然的に運動する事になるので、趣味でなければ、スクール性のあるスポーツが続けやすい。

スポーツをする目的を持つ

水泳教室には目的があった。趣味のスキューバダイビングでダイブマスターという資格を取るためだ。ダイブマスターには水泳のテストがある。立ち泳ぎ、遠泳が出来なければ資格は取れない。

テニススクールは友人も通っていたが、彼の目的は女性だった。残念ながら恋は実らなかったが、社内の好きな女性が通っているから通い続けていた。

他にも接待ゴルフで成果を上げるためにゴルフスクールに通っている友人もいた。彼女にスポーツマンが好きと言われジム通いをしていた友人もいた。目的を持っていれば、続ける意思が強くなりやすいのは自明の理だ。

日常の生活の中で出来る運動をする

・駅まで歩く。
・車を使わずに自転車を使う。
・エレベーターを使わずに階段を使う。
・バーのある廊下でブラさがって懸垂を10回する。
・駅から会社に戻る道は迂回路を使う。
・物を持つ時は片手で交互に持つ。
・階段は一段飛ばしで上る。
・ギア変則付き自転車は重いギアを選ぶ。
・会議室まで資料を運ぶ時は数往復するように分けて足早に運ぶ。
・外で食事をする時は遠方のレストランを選ぶ。
・電車やバス内では立つ。
・歩く時は足早に歩く。

考えれば無数に運動の要素は出てくる。体を鍛えるという目的でなく、健康のための運動であれば、日常生活の中でも十分に出来る。

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