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楽しくないのは、まわりの価値観のせい?楽しく生きるためのコツとは

今、毎日の生活が幸せと感じられていますか?そう質問されてどれだけの方が自信をもって「自分は毎日が幸せだ!」と答えられるでしょうか。おそらくほとんどの方が「不幸せではないけれど、幸せとは言い切れない」と答えるのではないかと思われます。

この、幸せと断言するには抵抗があるという状態の方、つい周りの価値観にあわせて物事を判断してはいませんか?心当たりがあるなら、あなたはもっと毎日幸せを感じられるはずなのに、その機会を自ら逸しているだけなのかもしれません。そこで今回は、知らず知らずに流されやすい周りの価値観について検証していきましょう。

あなたにとって本当に重要なこととは何か?

テレビや新聞、雑誌ではよく「金持ちになる秘訣」なんていう特集が組まれ、高収入を誇る人物が出てきていかに自分が成功したか、そのために必要なこととは、などを声高に喧伝しています。

彼らの主張する「金がなければ何もできない」や「自分が認められているからこその高収入である」なんていう言葉を見ていると、自然と金持ちこそ正義であると思いこみがちです。

「確かに金があってこそ何かを成し遂げられるのだし、俺の仕事が大したことがないから、収入も低いんだ」そう思って自らの境遇を嘆いてしまいますが、そんなあなたに質問です。本当に、あなたは彼らのような立場になりたいのですか?

彼らは確かにあなたの収入からすれば天文学的にも思えるような収入を得ているでしょう。しかしその収入を得るために払っている対価も決して小さくはないはずです。

若いときに起業してドサまわりを経験している人もいれば、生活の時間の大部分を仕事に捧げ、子供の成長を満足に見守れなかったという人もいるでしょう。何の犠牲も払わずにそこまでの成功を収めた人というのは極めて稀なはずです。

しかしそれでも彼らが自分たちは高給取りで幸福であるというのであれば、彼らの価値基準が高級を取れる仕事での成功にあった、ということなのです。それ以外の部分で支払ってきた対価を超える価値をその部分に見いだせた、というだけの話だということなのです。

ここで自分自身の胸に手を当てて今一度自分にとり最も重要なのが彼らと一致するのかどうか尋ねてみましょう。完全に一致するという方はさほど多くないのではないでしょうか。

「高給取りにはなりたいし仕事で評価もされたいけど、オフに趣味を楽しめない生活はイヤだ」と思うのであれば、あなたは彼らとはまた異なった価値観の持ち主である可能性が高いのです。

猛烈に働き、オフの時間を持てなくなった結果として高級を手にするようになったとしても、やはりあなたは「自分は幸せではない」と思ってしまうかもしれません。

振り返ってみれば、それなりに仕事をこなして食うに困らない程度の収入を得ることができ、趣味や家族と共に過ごすための時間も取れる。そんな今の状態がけっこう幸せにも感じられてきませんか?

「高給取りこそよけれ」という風潮に知らず知らずのうちに流されたままでは、あなたが本当に大切に思うのが給料なのかそれ以外なのかを見失いかねません。

あなたの生活はあなた自身が過去になんらかの価値をそこに認めて選んだ道のはずです。一度は重要だと思ったものがあることを忘れないようにしなくてはなりませんね。

自分の満足と他人の評価は一致しないものと心得る

とは言え、自分にとり本当に重要なことと言われてもピンとこず、「周囲がうらやましがってくれるような状態こそが俺の幸せだ!」と思う方もいるかもしれません。

世間ではわかりやすい幸せの評価指標のようなものがあります。たとえばつきあう女性は若い美人が最高であるとか、マイホームを若いうちに構える奴が勝ち組だとか、前述の高給取りであることなどもその例としてあげられますね。

このような指標をクリアした人物については賞賛の言葉が次々と浴びせられ、言われたご当人も満足した気分に浸れることでしょう。しかしこの幸せの判断指標が万人にとって正しい保証なんて全くないことを忘れてはいませんか?

この判断指標があなたにとってはどんぴしゃならそれでよしですが、「友達がうらやましがってくれるから幸せなのだ」と判断するのは困りもの。本当にあなたが幸せと思うことはあなた自身しか知らないということを思い出しましょう。

他人の判断はあくまでも表層的なものにとどまることをしっかりと認識し、深層面の幸せについてはしっかりと自分自身で判断しなくてはなりません。そうしなければいつまで経っても周囲の評価に振り回されてばかりで、心の底から幸せだと思える瞬間には出会えないかもしれませんよ。

以上のように価値観とはとかく流されやすいものです。自分が何を重要だと思っているのかについて気づけないままでは、充足するのは難しいもの。この機会に改めて自分と向き合ってみてはいかがでしょうか?

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