うつ病予防のセルフチェック!ストレスを増やす認知の歪みを知ろう
うつ病はストレスを引き金として発症することが多いですが、ストレスに強い人もいれば弱い人もいます。なぜ、ストレス耐性は人によって違うのでしょうか?ここではストレスを加速させる歪んだ物事の見方、認知の歪みについて紹介していきます。
恣意的思考(しいてきしこう)
事実に基づかない結論を自分で作り出す(例)周りでヒソヒソ話をしていると「自分の悪口を言っている」と思い込むような被害妄想をもつパターン
オールオアナッシングの思考
全か無か、どちらか両極端な思考をしてしまうこと(例)売り上げ目標を達成できなかったので「もう会社にいられない」と思い込むパターン
過度の一般化
少しの経験から全ての結論を導いてしまう思考(例)一度の成功を基準にどんな時も成功した時と同じやり方をしてしまうパターン
拡大と縮小評価
悪い部分を過大に評価して、良い部分を過小評価する思考(例)自分の短所だけクローズアップして、長所に目を向けないパターン
自己関連付け
自分には関係の無いことでも結び付けて考えてしまう思考(例)他人の失敗を「自分がアドバイスしていれば失敗しなかった」と考えるパターン
○○すべき思考
いつでも「成功すべき」「全力でやるべき」など「○○すべき」と考えて自分を追い詰めてしまう思考
レッテル張り
ポジティブ否認
物事が順調に進んでいても、上手くいっていないことにわざわざ目を向ける(例)○○店の売り上げが上がっているにも関わらず「でも、この部分が駄目だから、結局マイナスだよね」と考えるパターン
このような思考方法はストレスを加速させる歪んだ物事の見方といえるでしょう。上記のような思考をしていると自分で気づいたら「ありのままの物事を見つめるようにしよう」と自分に言い聞かせるようにしましょう。それだけでもストレスを加速させる認知の歪みを矯正させる役に立つはずです。