親子の時間を持つための手段!知的好奇心を刺激する理工系プラモデル!
仕事をしているとなかなか子供と触れ合う機会がない。今の子供は、ゲームやネットと我々の子供の頃から考えると、考えれない環境であるのも確かだが、しかし それでも子供は親とのふれあいを求めている。
そんな親子のふれあいを少し提案したい。理工系プラモデルというものがあるのを知っているだろうか?実は私も最近知ったのだが、バンダイという誰もが知っている会社から出ているシリーズであるが、その発想がなかなか面白い。
科学技術にフィーチャーしたシリーズ
プラモデルと言っても、何も子供向けと言う訳ではなく、趣味で作る大人用でもある。例えばこんなものがある「地球深部探査船ちきゅう」「有人潜水艦しんかい6500」「ISS船外活動用宇宙服」「宇宙兄妹 MUTTA & APO EVA SET」なんてのもある。
つまり、日本の技術の最先端を行く探査船などを精密にプラモデルで再現している。各モデルがどんなものであるかは下に別途説明をするが、一度は聞いた事がある名前もあるのではないだろうか?
例えば、「地球深部探査船 ちきゅう」は、先の大震災の震源地の活断層の調査にも使われている現役で世界でも最先端と言われており、文字通り地球の深部を調査するために使われているなど、単におもちゃと言うだけではなく、現役の最先端技術をプラモデルを通して触れさせるのに良い機会ではないかと思う。
興味を持たせる、そして自分も興味を持つ
もちろん子供にいろいろな知識や科学・技術に興味を持ってもらう事は大切であるが、その前に、やはりこちらが興味を持つ事も重要であると思う。
こちらが興味が無い事に子供も真剣に興味を示さない。つまり面白いと感じない事を、子供に押し付けても上手く行かないし、自分が楽しめなければ、相手に楽しみを教える事など出来ない。
もちろん年齢も大事であると思う。高校生になってからでは、自分の興味もはっきりしているので、こういった物に興味を示すのはごく限られているだろう。そう考えると小学生2年位から高学年まで程度だろうか?親の力が必要で、協力しなければないらい状態が必要と考えるとそのくらいではないかと思う。
日頃持てない親子の時間
何もこれでしか出来ない訳ではないが、一緒に分担しながら作ったり、調べたりと沢山の興味を持たせる事ができ、一緒に作る時間、作り終わった時の達成感など、以外と得る物が多いのではないかと思う。そして我々も時には、童心に還ってそういう作業に没頭するのもいいのではないかと思う。
しかし ここで注意が必要である。私も含めて嵌りだすと、自分主体になりすぎる人が多いのではないかと思う。あくまで共同作業をするのが目的である。時には子供に失敗させる事も大事だし、失敗しても大丈夫だと思わせる事も大事である。そこは大人として、一歩引いた大人の対応と言う物が必要だ・・・が、以外と難しかったりする。
一緒に過ごす時間の大切さ
我々が大人の対応が出来るのが前提となるが、ともあれ、親子で一緒に一つのものを作ると言うのは、なかなか機会がない。まあ出来ないとしても、きっとなんとかなるだろう。
子供がどう感じるが、全て分かる訳ではないにせよ、決して悪い事ではないと思う。これがきっかけでプラモデルのマニアになることも、多分無いだろう。まあ なっても別に弊害はないと思うが・・・・。正月やゴールデンウィークなどの少し長い休みを利用してチャレンジしてみてはどうだろうか?
しかしここで少し残念な事を告白しなければならない。実は私の子供は、2人とも女の子である。別にそれで不満はないが、敢えて言うならこの思いつきを実行できないのは、少々不満である。一度子供と一緒にチャレンジしてみては如何だろうか?
「地球深部探査船 ちきゅう」
独立行政法人海洋研究開発機構が開発・保有する最新鋭の科学掘削船。
海面下1万メートルもの大深度掘削が可能で、マントルや海底下生命圏、巨大地震発生源などのへの大深度掘削を可能にした、世界初のラザー式科学掘削船である。
有人潜水調査船しんかい6500
独立行政法人海洋研究開発機構が運行する有人潜水調査船。
海底の地質、深海生物などの調査を行い2012年には通算1306回の潜航を達成。日本海、太平洋、大西洋、インド洋等で活躍。
ISS船外活動用宇宙服
NASAがスペースシャトル用の船外服として開発。
その後、国際宇宙ステーション(ISS)の組み立てや維持に伴う船外活動(EVA)に対応するため、保湿機能や活動性の向上など細かな改良を積み重ねて現在のモデルに至る。