他人への貸しが多い方が幸せになれる理由~見返りを期待しない生き方
貸しを作る、借りを作る、助けたり、助けてもらったり、人は様々な貸し借りの中でつながり合っています。そして、貸しが多い方が結果的には幸せになれるのです。
人との貸し借り
自分が目的意識を持って行動をしていると、必ず何らかの障害が出てきます。それがお金なのか、知識なのか、ノウハウなのか、人それぞれでしょう。その障害をいくつも乗り越える事によって目的は達成されます。それを乗り越えられなかった人は、そこで目的を諦めてしまいます。乗り越えた人だけが、目的を達成させる事が出来る訳です。
では、目的を達成出来る人と出来ない人の差は何かというと、一つは継続性。もう一つは人との貸し借りの上手さなのです。
借りを作る
人と貸し借りが出来るという事は、実は素晴らしい能力の結果です。例えば、あなたが人にお金や、時間、ノウハウなどを与えようと思う時、もしくは貸そうと思う時に、最も必要な事は何ですか?
信頼ですよね?信頼をしている人にしか、こういう事はしようとは思わない筈です。つまり、人から信頼してもらうという能力が無ければ借りる事は出来ないのです。
貸す側か借りる側のどちらになるかというと、自分が何かを始めた時は、最初は借りる側になる筈です。最初からお金や知識、ノウハウがある訳では無いでしょうから、先ずは誰かに助けてもらわなくてはなりません。
その時に、借りる能力があれば、資本が出来るのです。借りるという甘え上手になる事が最初のステップとしてのコツなのです。
貸しを作る
しかし、自分の目的に向かって順調になって来た場合には、人に何かを提供したり、貸す事が出来る様になりましょう。沢山の人に恩恵を与えると、結局それが自分に戻ってきます。今まで人から借りた事よりも多く、人に貸すという事を実践して下さい。借りっぱなしではいけません。
例えば誰かから受けた恩恵が、そのままその人に返せないのであれば、社会に返しましょう。貸し借りというのは、常に社会から借りて、社会に返すんだとか、自然から借りて、自然に返すんだという様な意識でいる必要があります。
自分の身の回りの事を超えた所を対象にすると、それだけ貸し借りのキャパを広げる事となります。そして、社会に対して沢山貸した人ほど、幸せが返ってきます。
なぜなら、人は感謝という感情を持っているので、借りたら恩と一緒に返したくなるからです。自然も同じ構造です。種を植えたらいずれ収穫が出来る様に。