> 雑学 > 最高の投資先!一日で最も多くの時間を過ごす「布団」正しい選び方

最高の投資先!一日で最も多くの時間を過ごす「布団」正しい選び方

暑い夏が過ぎ、これからは徐々に寒くなっていき冬になります。北国の人であれば、また半年近く続く冬にうんざりする時期でしょう。毎日の生活を快適に過ごすには、快適な睡眠が必要不可欠です。今回は、年中使えてこれからの季節にぴったりな布団や寝具について解説していきます。

快適な睡眠は毎日の生活の質を上げる

快適な睡眠は、毎日の健康的な心身にとってとても重要です。なぜなら、私たちは人生の3分の1以上を寝て過ごすことになるからです。

寝ている間には成長ホルモンの分泌や新陳代謝が活発になるなど、寝ている時にしかできない身体の機能がたくさんあります。そして、脳みそは睡眠でしか回復することができませんので、多忙な現代社会で時間に追われている以上、睡眠の質はとても大切になってきます。

また、脳は寝ている間にしか回復しませんが、身体は寝なくても横になるだけで回復するという研究データが出ていることから、身体はあまり長時間無理な姿勢で睡眠をとることによって、かえって疲れてしまいます。身体が無理な姿勢で負荷がかかる状態の睡眠では、脳もじゅうぶんに休まらず、睡眠の質が落ちてしまうのです。

快適で、睡眠の質をしっかりと高めていくことは健康にとって必要不可欠なのですが、今回は睡眠に大切な寝具について考えていきましょう。

ベッド自体やマットレスはすごく重要!

布団の説明をする前に、私たちが寝る寝具の基盤となる部分が非常に重要ですので説明していきます。現代人では、ベッドで睡眠をとる人がほとんどですが、このベッドが睡眠にとって非常に重要になります。折りたたみ式のパイプベッドなどは、若いうちや臨時での使用ならまだしも、毎日そのベッドで寝るには少し健康的によろしくありません。

長く使っていくうちに、どうしても体重でパイプが曲がってきてしまったり、パイプベッドの上に敷いてある薄っぺらいマットのようなものがヘタってきて身体が痛くなりやすくなります。しかも、この薄っぺらいマットが案外邪魔になり、その上にマットレスを敷くと、なんだか浮いてしまったような不安定な状態になってしまいます。

最低限、組み立て式のベッドでもしっかりと強度があって、平らなものを選択し、その上からしっかりとマットレスなりを敷いて寝るようにしましょう。

マットレスにも様々な種類があります。低反発やコイル式のものなどがありますが、硬さもまちまちで柔らかいものや硬いものなどがあります。基本的には、あまり柔らかいものはお勧めできません。寝ている間に体重で身体が深く沈み込んでしまうようであれば、もう少し硬めのものにしたほうがいいでしょう。

そうした理由から、筆者的にはあまり低反発のマットレスはお勧めしません。そしてコイル式のマットレスも、面で支えるタイプのものと点で支えるタイプのものがあります。点で支えるものはポケットコイルなどと呼ばれますが、それなりにしっかりとしたマットレスであれば、面よりも点で支えるマットのほうがお勧めです。

しかし、安物であれば思ったよりも硬かったり、動くたびにギシギシとうるさかったり、だんだんコイルが馬鹿になってきて、一部分だけ沈み込むということもあるので注意が必要です。

軽くて暖かいのは羽毛布団!

さて、つづいて掛け布団の話に進みますが、やはり年中使えてしかも冬にとても暖かいのは羽毛の布団です。一度使ってみていただければ病み付きになるのではないかというくらい暖かいです。

しかも、しっかりとした羽毛布団を購入すれば、夏は汗や湿気を羽毛が吸収して外に逃がしてくれますし、布団自体が軽いので夏場でも利用することができて、年中快適です。

フェザーとダウンってどう違うの?

しかし、ここで知っておかなければいけないことがあります。羽毛の布団を買う際に、羽毛布団じゃない布団を買わされていることも多々あるのです。ここではフェザーとダウンについて説明をしていきますが、本物の羽毛布団と呼べるのは、ダウンのほうです。

フェザーとは、同じ鳥の毛でも羽根の部分を使ったものになります。そのため弾力性があり、ある程度耐久性にも優れているため、一般的に枕や敷き布団などに使われたりもしますが、ダウンと比べてフェザーは比較的低コストでたくさん採れるため、コストダウンの観点からフェザーの掛け布団も非常に多いです。

つづいてダウンは、水鳥の羽根ではなく、胸やお腹のあたりにある柔らかい羽毛を使用しています。フェザーのように芯がなく、ふわふわしていて軽くて、空気をたくさん含むのがダウンの特徴です。そのため、ダウンをふんだんに使った布団はそれなりの値段がしますが、軽くて柔らかく、吸い付くような暖かさがあります。

布団には、表記として必ずこのフェザー○%、ダウン○%などと記載されています。もしくはポリエステル○%となっていることもあります。ダウンの比率が高いほど高額で、フェザーのほうが安く、激安布団などはポリエステルもかなり混ぜて作られています。

枕は睡眠に最重要!

最後になりましたが、睡眠に重要なのは、掛け布団やマットレスだけではありません。枕はとても重要なポイントになります。枕は頭を乗せる部分でもあるため、脳の睡眠にはこの枕がとても重要になります。

硬さや高さが合わない枕を使用して、寝ると朝起きた時に肩こりや頭痛がすることがあります。これでは睡眠の質ももちろん下がってしまいます。

あまりに寝た気がしなかったり、朝起きて肩こりや頭痛、眼精疲労を感じるようでしたら、枕なり、寝具があっていない可能性がありますので、交換したほうが無難です。

スポンサードリンク
スポンサードリンク