自分に合ったメンターを見つけるために注意したい2つのタイプ
何かの分野で一流になるためには、自分一人の力でやり続けるより、理想とする人から教えを受けた方が方向性も確実性もしっかりしたものになるでしょう。
そのたとえとしてメンターや師匠という言葉が使われますが、自分が分からないことをすぐに的確に教えてくれる存在は、どんな分野でも大切ではないでしょうか。ですが、メンターも人間なので自分に合う合わないがあり、合わないメンターに教えを受けると辛い人生になりかねません。
自分と合わないメンターとは?
人間が目標を達成していく時には2つのタイプに分かれるといわれます。1つはしっかりと目標を決めて、毎年、毎月、毎日やることを決めて、それを手帳などに書き続けてビシっとしたビジネスマンのようなタイプ、もう1つは自分の感情に意識を置いて、やりたくないことよりもやりたいことを大切にし、その感性のまま好きな分野を極めていくタイプです。
これらは人によってどれくらいのバランスがベストなのかは違いますが、有名な人でもこのどちらのタイプも存在します。
大きな企業を経営している人でも手帳が辞典のように分厚くなるまで毎日のスケジュール管理、人生死ぬまでの時間管理をしているような人から、感性の赴くまま、そしてそれを向いている人を見つけて経営をしている人など、同じ分野でも違うタイプの人もいます。
そして、自分にもこの2つのタイプがあり、自分のタイプと違った人がメンターになってしまうと、生き方が全く違うので制限を感じたり自分らしくない人生になってしまうことがあるようです。そのためには、まず自分がどちらのタイプかをしっかりと見極めることが大切です。
自分はどちらのタイプ?
自分のタイプが曖昧だと、やはりメンター探しも曖昧になってしまい、自分が苦しくなるばかりかせっかく出逢ったメンターに迷惑をかけることにもなりかねません。
メンターがとても有能でも自分が違うタイプであれば、その教えを吸収することが出来ない可能性もあるので、過去の自分を振り返ってみて自分は目標を立て続けてそれをこなしていくことが楽しかったか、それとも次々と新しいことを目標などをきっちり立てずに自由な気持ちでやっていったほうが楽しかったか、どちらが充実して楽しかったかを思い出すといいでしょう。
そして、自分の逆のタイプに憧れる人も多いので、たとえば学校のテストは毎日計画立ててそれを続けることが出来たか、もしくは計画はたてず流れに任せてやっていったかということを考えてみると分かりやすいかもしれません。
自分に合わないタイプは続けることが難しく、たとえきっちり目標を立てても1年もしないうちに忘れてしまうことも多いようです。また、これらは男性エネルギーと女性エネルギーのバランスに関係することもあり、あまり偏り過ぎてもやはり得るものと失うものがあるようです。
目標をしっかり立てて突き進む男性エネルギーの強い人は、非効率なことに価値を感じず家族や友人と過ごす心が安らぐ時間や人間通しの深い繋がりなどを見過ごすこともあるようです。
逆に感性のままに進んでいく女性エネルギーの強い人は、しっかりと向き合わないといけないところから目を背けてどうでもいいことをやり続ける可能性もあるようです。これらのバランスを取ることも大切で、バランスの取れた、もしくはこうした知識がある人がメンターになることが大切なようです。
学びたい分野ごとにメンターを持つ
メンターといっても人間なので、全てが優秀というわけではないようです。ビジネスに関しては優秀な人でも恋愛になると全くダメな人もいたり、色々なパターンがあるので、まずそこを理解することでメンターに必要以上に求めてお互いに嫌な思いをしないことにもなるでしょう。
メンターは教えてくれる存在であると共に、自分の友達として仲良くなれることが大切で、利害関係を求めて付き合うことはやはり深い仲にはなれません。相手が仲の深い友人になることで、自然と教える教わるというサイクルを作り出すことが出来るようです。
感情的に安定しているメンターは、たとえ自分が年下だろうと何も得意なものがなくても、自分から何かを学び取ってくれますし、自分も学ぶ事が出来たりと、人間関係が生まれるところには目を凝らして別の角度から見ると学べることが沢山あるようです。
その中でも自分に合わないタイプのメンターから学べることは、自分に合ったメンターを見つけなさいというサインかもしれないので、それなら最初から自分に合ったメンターを探した方がいいかもしれません。
どの分野でもこの2つのタイプのメンターを見極めることで、お互いに楽しく素敵な時間を過ごすことが出来るのではないでしょうか。