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社会進出した女性が「子供を産みたい」という心理について~前編~

女性の社会進出が進んだ現在、結婚前に働く女性として子供を産む事について男性は案外好意的な見方をしています。でも、「女性として子供を産みたい」という意見に反発を覚える女性もいます。女性は子孫繁栄の道具ではないという思いもあるようです。男性と女性のこの意見の相違を比較してみましょう。

女性からの非難~女性の役割?~

女性の社会進出が進んだ現在、「おひとりさま」という言葉が社会に浸透するほど結婚しない女性も増え、結婚しても女性の晩婚化の増加により少子化に拍車をかけています。1990年代、女性の社会進出が進み始めた頃から30歳を越えた未婚女性やバツイチ女性達は、「結婚はいいから子供が欲しい」という女性が増え始めました。

また、結婚しない女性もウェディングドレスを着て見たいと思うものです。女性として生まれたからには、一度は結婚してみたい、子供も産んでみたいものです。女性の本能というか一種の好奇心のようなものです。

最近、あるスポーツ選手が休養中に子供を産んでいた事が発覚しました。出産を終えて復帰し次回のオリンピックを目指しそのオリンピックを最後に引退するのだそうです。出産発覚後、マスメディアのインタビューで出産を決意したのは「1人の女性として生まれてきたのでその道(出産)を選びました」と幸せそうに語っていました。

さて、彼女は周りのものすごい反対の中、オリンピック前の大切な時期の出産について、悩みに悩み抜いてスポーツ選手として大きな犠牲を払う覚悟で出産したのだと思います。そして極秘出産を終えて最後のオリンピックに向けて復帰するために出産した事を世間の非難覚悟で公表したのだと思います。

彼女は出産した喜びを「1人の女性として生まれてきたのでその道(出産)を選びました」と語りました。また、彼女は「最後まで迷った。でも、赤ちゃんとさようなら(堕胎)するのが嫌だった」とも語っています。ただ、お腹に命が宿ったので女性として命を感じ、赤ちゃんをいない事にはできなくなっただけだと思います。

それなのに「1人の女性として生まれてきたので・・・」という言葉だけが独り歩きして、「出産は女性の役割」とでもいったかのように非難を受けています。スポーツ選手として避妊しなかった事を責める人もいます。20代半ばの女性が愛する人との間に子供が欲しいと思ってどこが悪いのでしょうか。スポーツ選手は母になってはいけないのでしょうか。

赤ちゃんを産んだ事でペナルティーはたくさんあるでしょうが、それを覚悟で出産しているのです。「1人のスポーツ選手として、来年のオリンピックに向けて1年間必死でやるだけのことをやりたい」というのですから、同じ女性として応援してあげても良いのではないかと思います。

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