必殺シリーズとは?少し変わった時代劇を観てみよう!
現代劇と時代劇の大きな違いとは?
最近、時代劇に関しての評価が上がっているようですが、時代劇の良さのひとつに、現代劇と違って慌しい日常感を思い出させないという点があります。確かに現代劇を観ていると、たまに仕事のことを思い出させられるような場面などに、あらすじどころではなくなったという経験のある人もいるのではないでしょうか?
しかし、どうも時代劇はワンパターンだしな~と思う人も少なくはないでしょう。ところが、必殺シリーズは作品によってパターンが違うといった場合もあります。必殺シリーズっていっても、最後は悪人を倒して終わりでしょ?という人もいるでしょうが、確かにその通りです。
必殺マニアには前期派と後期派がいます
その通りですが、シリーズによって仕事や仕置といった裏家業に対しての考えが違ったりするのです。必殺シリーズというものは、マニアによって前期派と後期派に分かれる場合が多々あります。前期といっても、どこまでのシリーズを前期とみるか後期とみるかで激しい論議となることもあったりします。
ちなみに、私は前期派ですが、その中でも必殺仕置人と新必殺仕置人がオススメです。表現の規制自体が、今よりも緩かったせいもあるのか物語も俳優もイキイキしている感があります。後期のシリーズですと、女性もターゲットにしているような感があり、作品的にも荒っぽさが前期と比べてなくなった感が強いという点があります。
オススメは前期です!
中村主水は、お亡くなりになった藤田まことさんですが、奉行所に勤める役人(今でいう警察官のようなもの)で、仕事はわざとヘマをして昼行灯とバカにされ、家では婿養子で子供が授からず種なしカボチャと嫌味を言われる毎日ですが、実は凄腕の殺し屋という設定です。
確か、中村主水役は初めは菅原文太さんに話がいったそうなんですが、そんな格好悪い役は嫌だと断られたと誰かから聞いた憶えがあります。
しかし、中村主水役は藤田まことさんが適役だったのでしょう。真正面から闘うこともありますが、後ろから刺したり、役人だと名乗って相手を油断させた隙に斬ったりと、
ああいったところも、他の時代劇と違った趣があってまた違ったスッキリ感があります。
山崎努さんも、念仏の鉄という役で、背骨折りという考えられないような技を使って悪人達を仕置します。
後期のシリーズになりますと、涙で濡れた銭しか受け取らねえとなってたりしますが、前期の念仏の鉄の場合は、三日も仕置をやらないと頭の中に霞がかかったようになるとか、仕置の癖は治らね~ぞといったように自分の為といった感が強くて、偽善っぽくないのがまたいい点かと思います。
今でも時代劇チャンネルや、地方によっては再放送をやっている地域もあるかもしれませんし、DVDも出ていたと思いますので興味が出たり懐かしいな~と思った人は、けっこうスッキリしますので是非オススメします!