日本茶で風邪予防!茶こしフィルター付きタンブラーで冬を乗り切る
緑茶やほうじ茶などの日本茶を飲むという習慣はあるだろうか。オフィスでも家でもコーヒーばかりで、日本茶なんか飲まないというビジネスパーソンは多いかもしれない。しかし日本茶には風邪を予防するという実にありがたい効能がある。
仕事を風邪で休むということほど情けないことはない。業務に支障が出るばかりではなく、周囲の信頼も薄らぐ。自身はひどい苦痛を味わい、風邪を引いていいことなど一つもない。ゆえに日々健康に留意しておくのも働く男の重要なたしなみの一つなのだ。
そんなわけで、今回はぜひ緑茶を摂取する習慣を持つことをお勧めしたい。
お茶の成分や効能
緑茶には以下のような成分や効能が含まれている。
- ビタミンC:疲労回復効果、免疫力の向上
- カフェイン:血行を良くし、利尿作用を促進、二日酔いの酔い覚まし
- カテキン:アレルギー抑制、殺菌作用、インフルエンザウィルスにも効果があるといわれる
- フッ素:口臭予防、虫歯予防
- 抗ヒスタミン作用:気管支の収縮を抑え、咳を和らげる
風邪の予防もそうだが、引きかけたり万が一引いてしまった後にも効果はある。ほうじ茶の場合は茶葉を煎じた際にカフェインがとばされて苦みが減るため、緑茶よりも優しく飲める。
銘柄にこだわれば茶葉の価格もピンキリだが、近所のスーパーやコンビニで手軽に入手できるメリットは大きい。
手軽に茶葉を楽しむ
茶を入れるにあたっては、一般に急須を用いて湯のみにそそぐ手間がかかる。お茶を淹れてもらえる職場環境にある人は良いが、昨今そういう文化にあぐらをかいていられるほどのんびりしていられない時代だ。ぜひ自分で淹れよう。
ペットボトルの茶を買うのもいいが、茶葉で淹れる熱い茶の味は当然それに勝る。しかしそうはいっても面倒なことは人間続かないものだ。そこで、忙しいビジネスパーソンが手軽に茶葉でお茶を飲む習慣を持つのに有用なツールをご紹介したい。
今回ご紹介するのは茶こしフィルター付きタンブラー「teapot bottle」。
静岡茶商工業協同組合がプロデュースし、優れたプロダクトを世に送り出し続けるデザインオフィス「nendo」がデザインした製品。
使い方は実にシンプル。茶葉を所定の位置にセットして、本体にお湯をそそぎ、砂時計のようにひっくり返して3 ?7分程度待つだけ。元通りひっくり返せばすぐに淹れれたての茶を飲めるのだ。
もちろん湯のみに入れて飲んでもよいし、そのまま飲んでもかまわない。急須いらずで手軽なことこの上ない。
このように3つに分解できる。このうち真ん中の部分に茶葉をいれることになる。
茶葉はこのようにセットする。3グラム程度が適量だ。今回はほうじ茶を用いている。
お湯は80度くらいがよい。このタンブラーは保温機能や耐熱性能を備えていないので、高温では本体があつくなりすぎてやけどの危険があるためだ。
また量を多く入れすぎるとひっくり返した際に湯が漏れだす恐れがあるので注意。
これで蓋をしっかりと締めひっくり返して数分待てば出来上がり。待つ時間はお茶の濃度の調整時間なので、好みの時間を見つけよう。おおむね3 07分くらいがよいとされる。
この通り、ちゃんとお茶が出ている。フィルター部までの蓋を外してそのまま飲んでもよいし、湯のみに注いで飲んでもよい。
もっと手軽に飲むコツ
上の通りのシンプルな手順だが、セットの際裸のままの茶葉だと細かい茶殻が本体に入り込むのを防げない。飲むのに茶葉の混入を不快に思う人もいるだろう。それに片付けの手間もやや増える。
そこで快適な茶葉飲みと手間の省略方法をぜひお勧めしたい。
写真のような茶こしパックを用いるのである。このような製品はスーパーなどで安価に入手できる。これに茶葉を仕込んでセットする。これで茶殻の混入を防いで心地よくお茶を楽しめる。
出がらしを捨てるときはこのままパックを捨てるだけでよい。茶葉の処理が楽なので継続性も高まるだろう。
水出しも可能
ちなみにこのタンブラー、水出しも可能である。こちらも手順はきわめて簡単だ。
- 湯だしの場合と違って、本体に茶葉をセットする。
- 水を茶こしフィルター直下まで入れ蓋を閉める。
- ひっくり返さずにそのまま10分ほど放置する。
- これで水だし茶の出来上がりだ。
飲むときは上部の蓋のみを外し、フィルター越しに飲めば茶殻が邪魔になることはない。この際も上で紹介した茶こしパックを用いれば快適に飲めるだろう。口が広いので氷を投入してアイスティーにすることも可能。
いかがだったろうか。
ツールの使用はあくまで提案の一つであって、自分で好みの方法を模索してもらえればよい。とにかく茶を飲む習慣は継続が命である。ぜひ健康維持のために茶葉ライフを楽しんでみてほしい。