「仕事ができる」と言われる為に実践したい「日付確定法」のススメ
「あの人は仕事ができる」。サラリーマンをしていれば、誰だってそう思われたくて仕事をしていますよね?そういう上昇志向の少ない人でも、少なくとも「彼は仕事ができない」というレッテルは張られまいとして日々の仕事をこなしているはずです。
しかし、経験も浅い若いサラリーマンでは、百戦錬磨の先輩達が揃う中で「彼は仕事ができる」という評価を得るのはとても難しい事なのではないかと思います。
仕事ができると思われる為には、経験から来る落ち着きや判断力、そしてそれらが備わっているからこそ培われるドッシリとした雰囲気など、どうしても年輪を刻まなくては備わらないような要素が沢山必要になりますから、よほどデキる人でもない限り、若い人がその称号を手に入れる事は難しい事であると言うことができるかと思います。
でも、「仕事ができる」という称号は得られなくても、「そう言ってもらえるようになる素地は十分にある」と周囲に思わせてしまうテクニックは存在しています。
年齢も実績も経験も必要がないテクニックですから、若い社員にだって実践できるテクニックです。ご紹介をしていきましょう。
「いつにしますか?」を多用する
これを聞いてもピンとこない人も多いかもしれませんね。これはつまり、雑談の中でも、仕事の会話の中でも、どんなシーンでも良いので、期限や時期を決める必要がある話題が出てきたら、ドンドンと「いつにしましょうか?」と相手に決断を促すように仕向けてしまうというテクニックなのです。
会社の昼休みに同僚や会社の女の子達と食事をしていて、お店のテレビで人気のレストランの話題などが紹介されていたりすると、「いーなー。今度みんなで行きたいね」などという会話が出てくることがあるかと思います。
そんな時は、「そうだね。行こう行こう。今、日程を決めちゃおうよ」と率先してスケジューリングの設定を進めるように仕向けてしまうのです。何もこれは同僚との休み時間の会話の中だけに止まりません。
上司から「しばらくA社の部長と会食をしていないから、ちょっと落ち着いた頃に一回セッティングをしょうか?」などと言われた時にも、「そうですね。課長があまりお忙しくないならば、私はいつでもOKですので、もう日程、決めてしまってはいかがですか?」と、どんどん確定スケジュールを詰めてしまうように仕向けていくのです。
中には「せっかちなヤツだなあ」と思う人も出てくるかもしれませんが、それを徹底して実施しているうちに、周囲の評価は「あいつは若い割に時間意識がシッカリしている」「タイムマネジメントができている」「曖昧さを残さないから、仕事を進めるのが上手そうだな」といった「仕事ができる」という評価を得られるようになってきます。
「近いうちに行きたいね~」などという話題は、得てして企画倒れに終わるか、旬が去った頃に実現して、何となく盛り上がりにかけたナアナアなイベントになってしまう事が多いものです。
座を盛り上げる為にそういう話をするという事もありますから、あらゆるシーンで時間を決めてしまうというのは良くありませんが、実現性が高い話題ならば、「いいねえ、行こうよ、時間決めちゃおうよ」という言い方をする事は、時間管理の面から非常に高く評価をされる事が多いのが事実です。
サラリーマンはサークルの延長ではありませんから、会社に捧げる時間と自分で過ごす時間に明確に線引きをする事は、何らおかしな事ではありません。デキる男と言われるためにも、その素地だけは常にPRをしておくようにしたいものです。
営業トークにも使える「いつにしますか?」
この「期限を切ってしまう」「日程を確定させてしまう」という行動は、何も社内のやり取りにのみ応用しておくだけのものではありません。営業トークにも十分に応用ができるものですから、様々なシーンで活用をして頂きたいと思います。
見積り段階ではあまりそのようなシーンは見かけませんが、ざっくりとした提案をした時などには、相手先からよく「わかりました。ちょっと検討してみます」という反応を得ることがあります。
何だか興味を持ってもらえたのか、もらえなかったのか良くわからないノラリクラリとした反応ですが、そんな時には「いつ頃までに、ご感想だけでも頂けそうですか?」と期限を切って、相手にプレッシャーをかけるのが、デキる営業マンのテクニックです。
相手がお客さんといえども、興味が無いなら無いで、一日でも早く回答を指し示す所までは相手の義務ですから、遠慮をすることなしに提案側の権利として期限の回答を求めるようにします。
相手にもこちら側の本気度が伝わりますし、お互いに無駄な時間を消費しない為の配慮にもなります。明日からでも実践できるテクニックですので、早速実行されてみることをオススメします。