「これ欲しい！」と思わせる文章の書き方の方程式とは？

まず、大切なことは自分が発信する情報は全ての人が興味があるのかというところに目を向けるところから始まります。ですが、誰にでも興味があることはよほどのことがない限りありません。たとえ、自分の命に関わるようなことでも、命が惜しくない状態にいる人にとっては興味のない情報になるでしょう。

なので、まず自分が発信する情報を相手は「見ない」という考えを持つことが大切です。すると「見せるためにはどうすればいいのか？」と主体的に考え始めます。

この状態だと、自分でどうにかしようとする良い状態といえますが、たとえば自分が発信する情報は誰もが見てくれるだろうと思って期待していると、見てくれない人の多さにがっかりしてしまいます。

ですが、これは自分に置き換えて考えても分かることで、やはり男性は女性誌よりも男性誌を見る人が多いように、期待するだけ損をすることになるでしょう。なので、見ない相手をどうやって見させるのかということを考えると、まずは相手が「見たい！」と思うような書き出し、言葉であれば伝え方から始まります。

売れている小説などを見ると、書き出しは「こんにちわ」などの決まりきった挨拶ではなく、見る人が「なんだ？」と思うような、それでいて先に続くストーリー性を感じさせる文章から始まります。

これは意外と簡単で、伝えたいストーリーがあるなら、その中で大事な場面や大事な気持ちなどを最初に持っていくだけで作ることが出来ます。

たとえば恋愛小説であれば「今ごろ何してるのかな？」などの書き出しから始まると、読んでも全ては理解出来ないけれど、先に面白いストーリーがあることは期待できます。このように文章をスタートすると、普段は見ない人でも見てくれるようになるでしょう。

見ないのハードルをクリアしたら、次は聞かないというハードルを超えることになります。見ないと聞かないは同じように見えて、結構な違いがあります。見るというのは、一瞬興味を持ってもらうことでも見ることになりますが、そこから面白かったり興味が持てることじゃないと、ずっと聞いてくれなくなります。

聞くというハードルは、自分が書いた文章や伝えたい言葉を最後まで聞いてもらうためのハードルで、これを超えるためにはずっと興味を引き続ける必要があります。見る段階では、とりあえず目を引くような言葉を使うこと、スパムメールなどのタイトルを見れば勉強になるかもしれません。

スパムメールは見られないことが分かっているので、いかに注意を引けるタイトルを作るかを常に考えています。そのため、スパムメールのタイトルは学べることもあるので、見てみるといいでしょう。

ですが、いくらスパムメールのタイトルが優秀でも、中身を見るとすぐにメールを閉じてしまう人がほとんどかもしれません。興味を引く文章には興味がある内容が書いてあることが前提になります。

その方法の１つとして、コンテンツを書くということがあります。たとえば、勉強法のセールスであれば、その勉強法を学ぶことで得られるメリットを複数書くなどです。メリット１．○○、メリット２．○○、、、といった流れで書くと、興味を持っている人の興味を持続させることが出来ます。

そして、興味を持ち続けることが出来たら、最後は行動してもらうことです。これは、セールスなどでは特に重要で、売りたいものがあっていくら興味を持ってもらったところで最終的には買ってもらわないと意味がありません。

行動してもらうことが最後のステップで、これは小説や雑誌などでもいえることかもしれません。小説を読んでその感性に触れることで何らかの行動を起こしてもらうことが大切かもしれませんし、雑誌を見ることで欲しい商品を見て行動してもらうことかもしれません。

人を動かすのはどんな分野でも大切だということが分かります。行動してもらうために大切なことは「行動してください」と直接伝えることです。

セールスではクロージングといわれますが、何かを買ってほしい時に「買ってください」と直接、もしくは間接的に伝えることです。人間の心は不安定なので、的確に指示してもらうことで行動する基準を作ってあげることにもなります。

これらの３つを使いこなすことが出来れば、より魅力的な文章で相手を動かすことが出来るようになるでしょう。