後輩を育てるために、上手に指導するテクニック
先輩だからという意識をあまり持たないこと
自分は先輩だから・・・という思いをあまり持つと、ついつい態度が偉そうになってしまい、後輩との距離が開いてしまうことになります。あくまでも同じ会社の社員だというような態度を取るようにしましょう。
あまり先輩面をしてしまうと、煙たがられてしまうということもあります。あの先輩はなんだか偉そうだなと思われてしまうと、後輩が心を開いてくれなくなる可能性が高いです。自分が入社したころは・・・というような話を長々と聞かせるということは避けるようにしましょう。それによって益々後輩との距離が開いてしまうことになります。
後輩の性格を把握しよう
後輩がどういう性格なのかということを後輩の立場に立って考えるようにしましょう。どういうことを好んで、どういうことを嫌だと思うのかということを話しながら知るようにするのです。
後輩が無口なタイプだとなかなか分かりにくいかもしれませんが、一緒に仕事をしているうちに見えてくることはたくさんあると思います。見えてくるものについてそれを大切にすることが必要です。
後輩も自分の性格を理解しようとしてくれている先輩の気持ちを察すると、嬉しい気持ちになると思います。大切にされているというように感じるはずです。そのように感じてもらえるように、実際に大切に扱うことが重要です。
悩みごとがあるか聞いてみよう
なかなか言えないだけでたくさん悩みごとを抱えているということもあるかもしれません。そのような場合でしたら、それを出来るだけ解決してあげるべきです。もしも自分だけの力では無理だということであれば、誰かの力を借りてでも後輩の悩みを減らしてあげるようにしましょう。
そうすれば仕事がしやすい状態にしてあげることが出来ます。特に新入社員でしたら会社に入ったばかりで不安がいっぱいだと思います。その不安を少しでも分かってあげるべきなのです。この先輩は話しやすいなというように思ってもらうことが出来れば、仕事においてアドバイスがしやすい関係になるはずです。
後輩の失敗に対してどう接するか
後輩が仕事において失敗をすることもあるでしょう。この時にどういった対応をするかが肝心です。怒鳴るようなことは極力避けましょう。なぜこのようになってしまったのかということを一緒に考えるようにしましょう。
そして二度と失敗やミスが起きないようにするにはどうしたらいいのかということを考えてみましょう。後輩の考えも聞いてみる必要があります。後輩においてはとてもショックを受けている状態かもしれません。
ショックを受けている場合には励ますということが必要です。中にはミスや失敗をしても、堂々としていて、気にしないというような態度の後輩もいます。そういうタイプの場合には、きつく言うことも必要かもしれません。でも怒鳴らずにきつめに言う程度にしておきましょう。
後輩の反応を見ながらこちらがどのように対応するかを決めていきましょう。後輩のタイプによって、どう接するべきかを考えていくようにしましょう。
自分の失敗やミスを後輩に伝える
先輩だから自分のミスや失敗を言いづらいということはあるかもしれません。でもそれを伝えることにより、後輩が同じようなミスをしないということになる場合もあるのです。今後部署として向上するために、自分のミスや失敗を隠すということはしないようにしましょう。
そういった姿勢は後輩から見て立派な先輩だというように映ると思います。そしてこの人の言う言葉をしっかり聞こうと思うようになるでしょう。後輩から信頼されるということが何より大切です。そのためには完璧な姿を見せるよりも人間味のある姿を見せるほうが効果的なのです。