なぜ、あの人はあんな話し方をするのか?話し方の4タイプ
あなたがこれまで出会ってきた人の中で、「なんでこの人はこんな話し方をするんだろう?」と思った人はいませんか?それは、方言やなまりとかではなく、普通は怒らないところで怒ったり、はっきりしゃべる場面で言葉を濁したり。
それにはその人の性格というよりも、生まれた環境が影響しています。なので、環境によって別人のように変わった人を見たことはありませんか?そうした話し方には4タイプあります。
タイプ1.とにかく元気なタイプ
1つ目のタイプは、こういう人も結構多いと思いますが、常に元気でポジティブな人です。学校や職場にいれば、人気が出るかウザがられるかのどちらかだと思います。人気が出るタイプの人は、場をわきまえてテンションの上げ下げを調整していたり、ウザがられる人は自分のタイミングでテンションの上げ下げを行う人が多いです。
ですが、どちらのタイプも心で感じていることは同じで「テンションを上げないといけない」とか「無価値観を感じたくない」といったことを感じています。
こういう人は、普通の人がネガティブと思う出来事にあったとしても「いやぁ、これくらいですんで良かったなぁ」とか「これも修行だ」など、無理やりポジティブに解釈しようとします。
ですが、こういう人とずっと接していると、自分がネガティブな気持ちになり、今までポジティブだった人でもネガティブな発言をするようになります。それは、性格というよりポジティブとネガティブは常に両方存在するため、ポジティブすぎる人がいれば一緒にいる人がネガティブ寄りになるということです。
ある心理に関する教育では、ネガティブな気持ちは感じない方がいいが、ポジティブな気持ちは感じすぎて悪いことはないと教えているところもありますが、これを履き違えると一向に人間関係が上手くいかなくなるでしょう。
自分と一緒にいる人がどういう反応をしているかを常に観察する能力を養うことが出来れば、このバランスを意図的に取ることが出来ます。
タイプ2.常にイライラしているタイプ
次のタイプは、常にイライラしていてあまり近寄りたくないと感じるような人です。こういうタイプは、どんな状況でも自分でコントロールしないといけないと思っていて、それが上手くいかないとイライライし始めます。それを見た周りの人は、自然とホンワカしてその人を癒そうとするような人になります。
ケンカしている周りの人が今までと違って優しくなったという経験はありませんか?感性が鋭い子供を見ていると、これがよく分かります。このタイプの人は「自分が何とかしないといけない」とか「これが出来ないやつはバカだ」などと言います。
ですが、こうしたイライラしている人というのは、怒っているのではなく不安を感じています。それが恐怖になればさらにイライラしてコントロールして、その感情に対応しようとします。
たとえば、普段は穏やかな人でも家族で急に病気になったり妊娠して病院まで届けてもらうのに、別人のような剣幕で話をする人を見たことはありませんか?
これは、その人の気持ちになって考えれば分かることなのですが、そこまで深く考えないとただ相手が怒っている怖い人と感じるだけになります。こういう人と接するときは、相手が感じている不安や恐怖を感じてあげて、それに対応する人になれば物怖じすることなく相手と接することが出来るでしょう。
タイプ3.ほんわか癒し系タイプ
3つ目のタイプは、周りを癒すようなほんわかしたタイプです。このタイプの人は文字通り周りの人に危害を加えるようなタイプに見られることがなく、友達も多いでしょう。
こういうタイプの人はそういったメリットもありますが、逆にほんわかした人が嫌いという人はいませんか?タイプの人と真逆になるので、こういうほんわかしたタイプの人がいじめや虐待などの行為にあうタイプです。
そう考えると、いじめる側が全て悪いと感じるかも知れませんが、いじめられる側にもいじめられる理由があります。ほんわかタイプの人は、自分がほんわかすることで周りを癒そうとするのですが、それは同時に自分がそうならないと相手は癒されないと思っていることになります。
そもそも癒す必要があるのか?自分が嫌な扱いを受けるなら、もっと自分を尊重して相手に対応する必要もあります。ポジティブで優しそうな人の中にも、見えないネガティブな面が働いていることが分かれば、いじめなどの行為に対してどちらが悪いという偏った見方を変えることができ、対処出来るようになるでしょう。
タイプ4.ネガティブどっぷりタイプ
4つ目のタイプは、タイプ2のイライラしているネガティブとは違い、ネガティブな感情を感じすぎて感情に振り回されているタイプです。たとえば、ホラー映画を見て怖くて動けなくなる人や可哀想な映画を見て何日もそのことが頭から離れない人を見たことはありませんか?
「なんであんな可哀想なことをするんだろう?」「あんな怖い人が現実に現れたらどうしよう」など、感情を話します。そうした人は、必要以上に感情を感じすぎているため「そこまで感じる必要はあるのか?」ということを考えるといいでしょう。