地震や災害に備えて覚えておくと役立つ、正しい包帯の巻き方と三角巾の使い方
2011年に、東日本大震災が起きて以降、防災に関しての皆さんの関心が高まってきたように感じます。ここで、包帯法を覚えておきますと、より貴方の力になると思います。三角巾と、包帯を使用した包帯法をご紹介いたします。
ご用意いただくものは
三角巾と、包帯をご用意ください。これは、非常持ち出し袋に、入れておくといいでしょう。
三角巾のたたみ方
三角巾は、特殊なたたみ方をすることで、包帯としても使用できます。まず、半分におります。
続いて、☆と☆がくっつくように手前に折ります。
手前の布のしたに手を入れ、端を持ち、引きますと、布が裏返ります。
これで一回。
さらに、もう二回、三回折ります。
手を入れてクルンっと。
このくらいの細さになればokです。面倒ですが、床においては不潔ですので、必ずこのように持ち上げて行うようにしましょう。
おでこを怪我した場合
おでこの!の部分を怪我した場合、このように結びます。注意することは、怪我した部分の真上に結び目を持ってこないようにすることです。
目を怪我した場合
目を怪我した場合も、おでこ同様、このように結びます。目は圧迫し過ぎないようにしてください。
足を怪我した場合
足を捻挫した場合などにも使えますが、まず、踵に三角巾を通します。
踵からくるぶしに行くように、三角巾を後ろに引っ張り、交差します。
くるぶしで交差したものを前に持ってきて、先程踵にかけてひっぱった三角巾のしたに、写真のように通します。
通したら、さらに上に引っ張り、写真のように結び完成です。結び目の部分が怪我している場合は、ずらして結んでください。
あたまを怪我した場合
あたまを怪我した場合や、あたまの手術をしたあとなどに使用される三角巾の使い方です。三角巾を広げ、底辺をおでこにかかるようにします。ちょうど、赤ずきんちゃんのようになりますね。
三角巾のかどの部分を持って、後頭部の部分に交差させ、さらにおでこうの方に持っていきます。そして、おでこで結び目を作ります。
後ろで余った布をくるくる巻いて、写真のように入れ込み完成です。
手を怪我した場合
手を怪我した場合ややけどしたばあいなど、三角巾を広げ、その上に手を置きます。底辺が体側に来るようにします。
三角巾の頂点部分を持ち、手の上にかぶせます。
三角巾の両端を持ち、巻きつけながら、結んでいきます。
こんな感じになればokです。
指を怪我した場合
最後に指を怪我した場合です。突き指や折れてしまった場合に使えます。これのみ、包帯で巻きます。添え木となるような、割り箸や、木の枝、なければボールペンでもなんでも結構です。ご用意ください。
添え木を写真のように固定します。テープなどがあれば、巻いてもいいですが、指に痛みがある場合は、無理しないようにします。
そして、あとは巻いていくだけ。怪我した部分を避けて結んで完成です。さて、色々とご紹介しましたが、いかがでしょうか。怪我して、いきない巻くのは難しいですので、できれば一度練習して見ることをおすすめします。自分の身は自分で守りましょう。