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LED照明をDIY!インテリアとしても使えるサインライトの作り方【その1】


街の中では様々な場所でみかけるサインランプですが、購入するとなると以外にも高く気軽に部屋のインテリアとして使用することはできません。

また市販されているサインランプでは好みの文字というものも選び難いということから、今回はホームセンターや100円ショップなどで購入できる材料などを使用して簡単に作成できるDIYサインランプの作成方法を紹介します。

今回使用する材料と道具

・トレイ
※100円ショップなので購入できるトレイを使用します。今回は黒い色(光はある程度透けるもの)を使用します。

・LED電球
※100円ショップで購入できるLED電球を使用します。100円ショップのLEDは12金口というサイズです。

・12金口ソケット
※電気配線用の12mmの金口ソケットです。今回は2灯のLEDを使用するのでソケットも2つ使用します。

・MDF板
※トレーの背面にMDF板を使用します。

・配線付きコンセントプラグ
※今回は家庭用電源(100V)の配線なのでコンセントを使用します。

・コーナー用金具
※背面のMDF板とトレーを固定するために使用します。

・ボルト+ナット
※固定のために使用します。金具に空いた穴に合わせてサイズを選びましょう。

・グルーガン+グルースティック
※配線の絶縁用に使用します。

・ハンダゴテ+ハンダ
※LED配線に使用します。

【難易度:★★★☆☆(初級程度の電気工作技術)】

初級程度の電気工作技術が必要です。とはいっても配線をハンダするという作業だけなので誰でも簡単に作成することができます。

※配線のショートなどには注意して、自己責任で作業を進めましょう。

【ランプボックスの作成】

先ず、基本となるランプボックスの作成です。今回は上の写真のようなトレイを100円ショップで購入し使用しました。
※トレイは黒いものの方がランプボックスに向いています。トレイを選ぶ注意点は“光が透けるものを選ぶ”ということです。

MDF板は加工が簡単で木材のように乾燥による歪みが生じ難いというメリットがあります。
※用意するサイズはランプボックスの本体として使用するトレイに合わせて選びましょう。

MDF板にトレイのサイズを写し取ります。
※サイズを合わせる際には測るよりも現物合わせで実寸を取るほうが手早く簡単です。横着も作業を早めるポイントです。

サイドをテープなどで固定しずれないようにしながらサイズを写し取ります。
※ペンの力でトレイがずれてしまわないように注意するのがポイントです。

MDF板は写し取ったサイズ通りにノコギリで切断します。
※ノコギリを使用すれば簡単に切断できるので、“直線に切る”ということに重点を置いて切断しましょう。

MDF板を切り終えたのが上の写真です。切断ミスなどもあるので、サイズが合っているのかを確認しましょう。

ランプボックスは上の写真のようにMDF板とトレイを組み合わせるて作成します。

MDF板とトレイの固定には“L字金具”と“ボルトナット”を使用して固定します。

L字金具を固定する前に、トレイの厚さをMDF板に写し取ります。
※今回はL字金具の張力だけで固定するので、この作業は非常に重要です。

トレイの厚さをマーキングしたらL字金具を留める作業を行います。

ラインにギリギリの場所にL字金具を配置させます。

ボルトは下穴を開けないと通すことができないので、下穴の目印をマーキングします。ボルトを固定させる下穴はそれぞれ1箇所づつの計4箇所で十分です。

四隅全ての箇所にマーキングを行います。上の写真で下穴がバラバラに見えるのはL字金具の穴の位置によるものです。マーキングは必ず現物合わせで行いましょう。

ドリルはボルトの通るサイズを選びます。今回は3mmのボルトを使用しているので、ドリルも3mmを使用します。

3mmのドリルを使用してボルト下穴を開けます。

今回用意したボルトは6角ボルトなので、6角レンチを使用します。上の写真のようなハンディタイプの6角レンチは収納や持ち運びの面でも非常に便利です。

レンチを使用してボルトとナットを固定します。四隅に1本づつ固定させます。

全てのL字金具を固定したのが上の写真です。
※後に調整できるようにボルトナットは軽く締めておきましょう。

L字金具を付けたMDF板とトレイをあわせます。サイズが合っていれば金具の張力で固定されます。
※サイズが合わず固定が緩い場合にはL字金具を外側に倒し、キツイ場合にはL字金具を内側に倒しましょう。

逆さまにしても落ちない程度に調整すればランプボックスは完成です。

【ランプの配線】

続いて、ランプボックスにLEDの配線を行います。上の写真が、配線に使用する“LED”と“12金口ソケット”です。
※LEDは100円ショップで購入できるものを2種類用意しましたが、どうやら製品によって仕様が異なるようです。(詳細は点灯確認の際に解説します)

LEDとソケットは上の写真のような配置で行います。
※“縦に配置する”という方法もあったのですが、今回用意したトレイではスペース的にも横に配置する以外に選択肢はありませんでした。

今回は2つのソケットを配線させるのでコンセントプラグの配線を流用して配線を行います。

2つのソケットを繋ぐのに十分なサイズ(今回は20cm程)をコンセントプラグの配線から切り取ります。

切り取った配線と2つのソケットを繋ぐ作業を行います。
※交流電源には+や-といった概念は無いので、配線がショートしなければどのような配線を行っても構いません。

今回使用したコンセントプラグの配線は簡単に2本に裂くことのできるタイプなので上の写真のように簡単に配線を分けることができます。
※配線の種類によってはカッターなどを使用して配線を分けるものもありますが、その場合には配線にキズを付けないように気をつけましょう。

配線の被覆を取り除くには上の写真のような専用の道具があると簡単に行うことができます。
※被覆剥きは電気工作には欠かせないので購入するのも良いでしょう。

今回は上の写真のように互い違いになるように被覆を剥くのがポイントです。
※互い違いに被覆を剥くのはショートを避けるためです。(詳細は後述…)

配線の長過ぎる部分をカットし配線を捻って束ねておきます。
※配線を捻って束ねるのは細かい線がバラバラになるのを防ぎ、ハンダ付け作業を円滑にします。

ソケットにハンダ付けを行う前に先ずは配線だけにハンダ付けを行います。
※事前に半田を流しておくのはハンダ付けを円滑に行うためのポイントです。

ソケットにハンダ付けを行います。配線を上の写真のように端子と平行にする場合には、互い違いに被覆を剥いておくことでショートを防ぐことができます。これが「被覆を互い違いに剥く」ということの理由になります。
※取り付け箇所に応じて被覆の剥き方を変えるのは、ショートを避ける上でも大切なポイントです。

同じ要領で2つのソケットを配線で繋ぎます。

2つのソケットを配線で繋げても通電はしないので、続いてコンセント部分の接続を行います。

手順はソケットの配線と同じ要領で“互い違いに被覆を剥く”、“事前にハンダを流す”という手順でハンダ付けを行います。

ハンダ付けをキチンと行えばショートの危険性は無いのですが、配線が剥き出しの状態では“埃の流入によるトラッキング”などの危険性もあるので“グルーガンを使用した絶縁処理”を行います。
※グルーガンに使用するグルースティックは絶縁性が高く一般的に電気回路に使用されています。

導線が剥き出しになっている部分にグルーガンで絶縁処理を行います。
※グルースティックを多く使用することでのデメリットは無いので、絶縁処理は入念に行うようにしましょう。

導線が剥き出しになっている部分には全ての絶縁処理を行いましょう。

早速点灯チェックを行えばランプの配線作業は終了です。
※実はこの点灯確認で気が点いたのですが、100円ショップで購入できる白色LED電球には種類によって仕様の違いがあるようです。LEDランプの違いは後述します。

【100円ショップのLEDランプの仕様違い】

100円ショップで購入できる“LED”と大きく記載された商品は“やや黄色ぽい発光”です。商品には確かに「白色LED」と記載されていますが、もう片方の商品と比べてみる黄ばみが目立ちます。

続いて、小さな文字でLDTと記載されている商品は“白色LED特有の鮮やかな発光”です。黄ばみが少ない分、明るさもやや明るいように感じます。

・「100円LED比較の総論」

今回のLEDの違いは製品管理による個体差にもるものの可能性もあるので、「実際に点灯させなければ分からない」というのが実際の所です。参考までに100円ショップのLEDには商品によって特徴が違うということを覚えておくのも良いでしょう。

【配線ソケットの固定】

LED仕様違いの話題に逸れてしまいましたが、引き続き作業を進めます。配線を行ったソケットとMDF板の固定ですが、これにもグルーガンを使用します。

※グルーガンは“絶縁処理”や“回路の固定”、または“デコレーションスイーツの作成”など電気工作から手芸まであらゆるDIYに使用できるツールです。DIYではドライバー、ノコギリに続いて「買って損の無いDIY用具」なので、これを機会に購入を検討してみるのも良いでしょう。

ソケットと配線び固定が終わったのが上で写真です。
※落下による損傷を防ぐためにも固定は確りと行いましょう。

これでトレイを被せれば終了…と言いたいのですが上の写真でも分かるように、このままでは配線が挟まり断線の危険性もあります。配線の通る箇所に目印を付けてMDF板を少し削ることで断線への対策を行います。

上の写真のように確りとトレイとMDF板を合わせても配線に干渉しないようにMDF板を削れば、サインライトのユニット部分の完成です。

【サインライト・ユニット部分の完成】

LED配線を固定したMDF板とトレイを組み合わせて点灯確認を行えば、LEDサインライトのユニット部分の完成です。

【まとめ】

このままでは“光るトレイ”ですが、次回の作業で装飾を行う事でサインランプは完成します。それでは次回の簡単DIYで作るLEDインテリア・サインライト②をお楽しみに!

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