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アンティーク風にもアレンジ可能!粋なミニチュア茶箪笥の作り方【その2】


前回、木組みによって作成した引き出しを茶箪笥に完成させます。基本的なさぎょうは前回と同様で“竹串”と“木材”による組立を行います。

今回使用する材料と道具

・角棒(10×10mm)

※茶箪笥上部の格子を作るために使用します。

・竹串

※釘の代わりに使用します。

・DIY用具一式

※基本的な作業の行えるDIY用具を用意しましょう。

【難易度:★★★☆☆】

前回の作業で引き出し部分ができていれば作業に苦労することはありません。

【引き出しの仕上げ】

前回作成した引き出しですが、このままでは木材のザラザラした質感なので簡単に磨く作業を行います。

“棒ヤスリ”などを使用して気になる部分を磨き上げます。

磨く面の多い引き出しの表面には“紙やすり”を使用して磨きます。

天然の木材は磨けば磨くほど質感も良くなります。

上の写真のように磨き作業が終わったら、次の作業へ移ります。

組み立ててしまうと仕上げの出来ない場所もあるので、ここでも磨き作業は入念に行いましょう。

【格子の取り付け】

引き出し上部に収納用の格子を取り付ける作業を行います。

使用する材料は10×10mm、長さ100mmの角棒です。角棒はホームセンターの資材コーナーで購入することができます。

角材を上の写真のように立てるというのが、これからの作業になります。

引き出しは100×150mmのサイズなので、50mm刻みで柱を立てる箇所をマーキングします。

柱となる木材のにも中心線を付けます。これはドリルで穴を開けるための目安になります。

柱となる角棒の中心に竹串を通す穴を開けます。

使用する6本全ての角棒に竹串を通したのが上の写真です。

これまでの作業の応用なので作業は簡単に行える筈です。

続いて、引き出し部分に支柱を立てる穴を開けます。

※支柱を立てたときに支柱が曲がらないように、穴を垂直に開けるようにするのがポイントです。

上手に穴を開けても多少のズレが生じてしまいます。そのような場合には幾つかの支柱を立てて一番バランスの良いものを選ぶようにしましょう。

全ての支柱を立てたのが上の写真です。

歪みに関しては上部の格子を取り付ける際に調整を行います。

上部の格子は長さ200mmの角棒を加工して取り付けます。

引き出し部分の横幅が150mmなので、格子の長さも150mmで切断します。

現物の長さには柱の歪みがあるので、ここではきちんと150mmを測りマーキングを行いましょう。

パーツの切り取りは普段通り行います。

ただ、この材料は木目に沿って折れやすいという特性があるので力加減には注意しましょう。

150mmに切った角棒を上に乗せる形で取り付けます。

引き出し部分の組み立て同様にドリルで穴を開け竹串を使用して接合します。

穴は角棒を貫通して下の角棒を接合するので20mm程度の深さが必要です。厳密に20mm開ける必要はありませんが、全体的な目安として20mmを意識して下穴を開けましょう。

竹串を穴に打ち込み格子を固定します。

上の写真は両端の2箇所を竹串で留めたものです。

ここでの作業では両端だけを竹串で留めるようにしましょう。

手前側の格子を固定します。

写真では手前方向に歪んでいますが、この段階では両端のバランスだけを意識して作業を進め、他の歪みは気にせず作業を進めましょう。

次の加工は写真両脇の格子の固定です。

写真でも分かるように柱は非常に歪んでいます。この歪みを修正するように柱を中心に寄せて格子を固定します。

中心部分をに印を付け、その中心に柱を寄せるようにドリルで穴を開けます。

四方全ての固定が終了した時点で全体のバランスを修正します。

全体のバランスの修正は固定を行っていない四隅をボンドで固定する事で行います。ボンドが乾くまでは自由に修正が可能なので、ボンドを塗布し格子上部が正方形になるように調整しましょう。

最後に格子上部に2本の格子を取り付けるという作業を行います。

格子の中に入るように角棒を切断して、格子上部に角棒を組み込みます。

これまでの作業同様に“ドリルで穴を開け”、“竹串で固定する”という方法で格子上部を固定します。

格子を固定させるためのボンドの乾燥を待てば「ミニチュア茶箪笥」完成です。

【完成写真】

急須を上部の格子に、引き出しにお茶のパックなどを収納できるミニチュア茶箪笥の完成です。

150×100のサイズに収まる茶箪笥なので机のちょっとしたスペースに置くことができます。

いつもの見慣れた作業スペースにミニチュア茶箪笥を置けば和風にアレンジすることができます。

【アレンジ~塗料を塗って和風に~】

上の写真はマカボニーの塗料を使用して着色したものです。

茶箪笥といえば茶褐色です。色を塗るだけでもより和風に仕上げることができます。

他のアレンジとしては、ホワイトのペンキを使用してティーポッド用のラックとして使用すれば、「カントリー風のティーラック」にもアレンジすることができます。

【まとめ】

ティータイムは心を落ち着かせるための非常に重要な時間です。好みの茶器や茶道具を使えば楽しいティータイムを演出できます。

自作の茶箪笥で自分だけの時間を楽しんでみましょう!

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