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「第二次世界大戦」「大東亜戦争」…どちらの呼び方が正しいのか?

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2014.01.18

日本人は「第二次世界大戦」を最後に、永久に戦争を放棄し、それから70年近く経ちますがその誓いはやぶられていません。

世界中のどこかで必ず戦争は起こっていますが、日本はこの間平和状態ですので、先の大戦を知らない世代のほうが多くなってきました。

高校までの教育では、世界史、日本史、現代社会の授業でさらっと教わるだけの「第二次世界大戦」、これをたまに「大東亜戦争」と呼称する人がいます。第二次世界大戦、大東亜戦争はまったく同じものなのでしょうか? なぜ呼ばれ方が違うのでしょうか? わかりやすくまとめてみました。

まず、第二次世界大戦とは?

第二次世界大戦とは、世界中を巻き込んだ「人類大戦争」の二回目です。

1939年から1945年にかけて、日本、ドイツが中心の軍と、アメリカ、フランス、イギリス等が中心の軍が戦争をはじめ、世界中が巻き込まれる大戦となりました。

まずドイツが、ポーランドの領地を奪うために攻め込みます。それに対してアメリカとフランスが対抗してドイツに宣戦布告します。ついでのようにソ連(当時)もポーランドに攻め込んで漁夫の利を得ていきます。

しかしドイツはけっこう強く、日本、イタリアを同盟国としてフランスなどをやっつけ、なんとソ連に斬り込みます。その後日本も遅ればせながらアメリカとイギリスに宣戦布告し、真珠湾から攻撃を仕掛けていきます。するとオランダが日本に宣戦布告。

最初のうちは、大日本帝国率いる日本軍もヒトラー率いるドイツもたいへん強かったのですが、やはり資源の乏しい日本とお国事情のまとまらないドイツはどんどん追い込まれていき、結局ドイツはヒトラーの自殺で、日本は広島、長崎に原爆を落とされて、第二次世界大戦は終焉を迎えるのです。

これが「第二次世界大戦」です。

大東亜戦争とは

さて、大東亜戦争ですが、実もフタもなく言ってしまえば「第二次世界大戦を、日本軍がどう呼ぶか悩んで決めた結果、決定した呼称」です。

もっと厳密に言えば、真珠湾攻撃前の「支那事変」を含めた呼称で、日本だけの呼び方といえます。

支那事変を大雑把に説明すると日中戦争なのですが、日本も中国も宣戦布告しないまま始まってしまったので「事変」と国内問題のように表しているだけです。

これを含めた第二次世界大戦を、日本国内(当時の日本軍)の取り決めで「大東亜戦争」と呼ぶことに決めたのです。よく、警察が事件対策本部を立てるときに「どういう呼び方にするか」と会議をするようですが、あれと同じです。

ではよく聞く「大東亜戦争というと一部の外国人に対して失礼である」という論はどこから来るのでしょうか?

これは、旧日本軍の「戦争の大義」にあります。どうして戦争を始めたのかの理由が重要だというわけです。

「オランダやイギリスなどの植民地になっていたフィリピン、マレーシアはじめアジア諸国を開放し、独立させる」という大義で日本軍が立ち上がった、という理由、意味づけでの「第二次世界大戦」のことを「大東亜戦争」と呼ぶ人が多いので、「必ずしもそうではない、単に日本は周辺のアジア諸国を日本の植民地にしたかっただけだろう」と思う人々は、そういう意味で「大東亜戦争」と呼ぶことを嫌うようです。

どちらにしろ、歴史のジャッジを我々後世の人間がするにはしっかりと学び、研究するしかありませんよね。

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