> 雑学 > 栄枯盛衰の歴史。ドラマにもなった過去世界最大の航空会社パンナム

栄枯盛衰の歴史。ドラマにもなった過去世界最大の航空会社パンナム

みなさんはもうとっくにこの航空会社が、知らない、または記憶の先、になっているんではないでしょうか。自分にとっては、まさに憧れの、世界最大の航空会社だったね、パンナムは。

正式には『Pan American World Airways』でしょうか。機体には「Pan American」と燦然と輝いていました。尾翼には、あの地球マークが有名だけど、実は幾つか変遷があります。

有名なのは、丸い「PAN AM」と描かれたバージョンだろうね。他にも大西洋の地球儀に「PAA」や同じ南北アメリカ大陸ですね。ただの矢印をコラージュしたPAAとかです。

ところが破綻してしまった、この航空会社「パンナム」が、ABC系列でテレビドラマシリーズになっています。1960年を舞台に、4人のスチュワーデス(当時ですね)の話です。配役は、あの大好きなクリスティーナ・リッチ。

2011年9月から2012年2月の放映と最近だが、なんとシーズン1で終わってしまった。どんな番組でも、だいたいシーズン5くらいまではあるが、超不人気なんだろうね。米ABCも、意欲的だったのに、ガッカリの打ち切りでしょうね。

パンナム提供でずっと心に残っていたのは、あの名番組『兼高かおる世界の旅』ですね。調べると、60年代から90年代までやっていて、まさに自分の人生じゃと、今でも、パンナムのジェット機がずっと飛んでる、あのオープニングが観えてきそうです。

余談ですが、オープニングが冨田勲さんの時もあります。現在は、もう年配ですが初音ミクとのコラボもやってる、なかなか新しもの好きの冨田さんです。コンピューターサウンドの先駆けでもありますし。

パンナムの創世記は、国際線拡大の時期、1930年代には、あのリンドバーグを顧問に迎えていますね。そして、シコルスキーやボーイングの飛行艇が活躍しています。ボーイングのヤンキークリッパーから、ボーイング、ダグラスDCなどから、どんどんジェット機になっていきますね。最後70年代は、ボーイング747も登場しています。

その後は、経営破綻で、ナショナル航空に買収されます。デルタの支援もありましたが、91年には破産です。

私事で申し訳ないが、実は90年に、お話を聞きに、パンナムの日本支社を伺ったことがありました。その時、もう破産で消えてなくなるって聞いてビックリした。せっかくだからって、ノベルティーを幾つか頂きました。それと、お借りした資料も、もう返さなくて良いよ、もう事務所も閉めるし、という寂しい言葉でしたね。

日本でも、兼高さんの番組以外にも、パンナム提供があります。調べると、なんとクレージーや若大将シリーズの映画でもあるらしいね。へーえ、だね。モスラとゴジラもそうらしい。

それより「アメリカ横断ウルトラクイズ」の決勝が、当時世界一高いと言われたパンナムビルです。ヘリでの着陸ができなくて、過去事故が起こったから、ということらしいです。でもスタートの後楽園球場(東京ドームじゃないよ)から、ニューヨークって、よく観てたね。まあパンナム、あって当たり前だったね、破産が信じられないよ。

さて映画にも良く出てきますね。有名どころでは、名匠キューブリックの名作『2001年宇宙の旅』に登場する、あの宇宙船「オリオン号」には、パンナムのロゴが!キューブリックでさえ、パンナムの破綻は予期できなかったね。

そのほかにも、007シリーズや、レイダース、ブレードランナーにも登場。テレビドラマにもなって、パンナムもまた話題になるかな、そう思ったけど、あっという間で残念だったね。

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