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東大を滑り止めにして海外の大学を受験する学生達の思いは?~後編~

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2013.09.01

海岸赴任で成功した女性社員の思ってもみない苦悩?

ある友人の話です。その友人は学生ではありませんが、企業で海外赴任を命じられ、単身海外で5年仕事をしてきました。女性だからとバカにされないようにとにかく必死に頑張って30代半ばで日本に戻ってきたら、もちろん会社では女性ながらにして管理職でエリートコースが用意されていました。

彼女の人生万々歳に見えるのですが、彼女にとっては結婚が遠のいたというのが一番の悩みなのだそうです。大人しい彼女が、海外赴任によって主張し、ディスカッションする事を身につけてきました。海外では、主張しない女性は「あなた何しに来てるの?」という感じだそうです。

6年も海外にいるとつつましやかだった彼女の性格も強いものとなりました。そして日本に戻ってくると、強い女性として恐れられるのだというのです。性格の良い彼女の場合、恐れられながらも後輩から人気のある楽しい先輩ですが、どうも女性として扱われないのだとか。

でも彼女はどんどん出世していきました。彼女は今の仕事も好きですが、彼女の一番の希望は結婚なのです。彼女は会社のために頑張って働いて来たのに、日本では会社では出世しても男性には受け入れられないなんてなんだか理不尽な話です。

海外大学へ進むかどうか

日本企業に就職するなら、日本の大学に進学した方が私は良いと思います。日本の企業もグローバル化が進んでいるのですから、海外の文化を知っていた方が良いし、東大よりも偏差値の高い大学への進学も能力があるなら勉強してみたいと思うでしょう。

でも、大学生活は、偏差値だけでなく、就職のためでもなく、日本人として友達を作り人生を考える場所でもあるのです。私達は日本人なのですから、グローバル化の前に立派な日本人である事が先だと思います。

まだ大人になりきっていない学生は、まだ本当の社会を知りません。日本の社会を十分に体験した上で海外留学してみるのと、日本の大学を知らずに海外の大学へ進学するのは全く日本を見る目が異なってしまうでしょう。まだ大人になりきっていない若者が日本の大学を知らずに海外の大学生活を経験するだけでは、偏った視野となるのではないかと心配です。

確かに日本よりも海外の大学の方が優秀な学生が育つかもしれません。でも、優秀である事だけが幸せとは限りません。私の友人のように、若い頃に海外赴任をして彼女の一番の夢である結婚が遠ざかってしまう事もあるのです。

まず日本の大学で自分の幸せやなりたい事を探して、必要ならもっと上の偏差値の優秀な海外大学へ進んでみても遅くは無いのではないでしょうか。まずは、優れた日本人の心を持った上でグローバル化を視野に入れるべきではないかと、私は思います。

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