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書店店員、官能小説購入者へエールを送る。最も潔い振る舞いとは

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2013.10.29

グラビアアイドルだけでは生活出来なかった頃、本屋さんでアルバイトをしていたの。オフィス街にある中規模な書店はお昼休みと、退社時間付近以外は大抵静かで、私はレジで一人もくもくと雑誌やコミックにビニールのカバーをかける作業をしていたわ。

官能小説もエロ漫画もご遠慮なく

グラビア業界という特殊な業界にいたこともあって、男性の性的欲求に対する免疫は結構ある方だったのよね。だから男性がグラビア雑誌を買っていく時なんかは「あら、今月の表紙は○○ちゃんだ」の方が気になってお客さんの顔まではっきり覚えていたりしない。

そこの書店は18禁雑誌は置いていなかったんだけれど、表紙の絵からして過激な官能小説や漫画は普通に販売していたわ。誰がどんな本を買って行っても書店店員にとっては一日に接客をする大勢のうちの一人、もしあなたが過激な表紙の本をレジに持ってきても本当に覚えていないのよ。

強いていうなら、そういう本を購入する男性はほぼ100%カバーを希望されるわ。書店店員にとって素早いカバー掛けは必要スキル。でもカバー掛けって意外と難しいの。入りにくくてまごついているとその過激な表紙がずーっと晒されていることになって、ちょっと申し訳ない気がしたりしたわ。

でも一日のうち官能小説を買う方もエロ漫画を買う方もたぶん世間の人が思っているより多いから、こちらとしては気になるようなことではないのよ。だから安心してご購入下さいね。

そのカムフラージュ逆効果

よくレンタルビデオショップの話として聞く、いくつかの普通の作品の中にアダルト作品をまぎれこませて借りるという話。あれは書店でも同じだったわ。

3冊くらい文庫本を購入される、その一冊が官能小説なの。本当に本好きの方なのかもしれないけれど、どうしても「カムフラージュ来た!」と1冊で買っていく方より強く反応してしまうのよね。

そしてやっぱりカバーを希望されるから、3冊分のカバーをかけている時間は1冊より当然長くって「この残りの2冊は読むのかしら」「カバーをかけるってことは電車とかで読むのかしら」「そもそもカバーってどれがどの本か分からなくなるよねぇ」とか考えちゃったりして、なんだか1冊で潔く買っていくお客さんよりいろいろ思うことは多かったわ。

もしカムフラージュなら逆効果。買うなら1冊であっさりとが一番よ。

女性は強い

ボーイズラブというジャンルが確立していることを知っているかしら?ボーイズラブ、男同士の恋愛を描いた作品なんだけど、とにかく最初は読者の多さに驚いたの。

私が働いていた書店はオフィス街にあるし、来店されるのも大抵会社員の方たち。女性はOLさんね。ボーイズラブが好きなのはいわゆるヲタク女子「腐女子」という偏見が私にはあったんだけど、それらを購入していくOLさんたちは普通にネイルも綺麗にアートされた美しい女性ばかり。

そしてね、男性が官能小説を買う時と圧倒的に違うのは、大半の女性が「カバーはいりません」とその男同士がくんずほぐれつな表紙を隠すことなく購入されていくのよ。なんだか女性の精神的なタフさを感じる出来事だったわ。

書店店員を経験した私がアドバイスしたいのは、どんな本を買っても店員はそんなに気にしていないし、同じようなお客さんはたくさんいるし、変なカムフラージュをしないと買いにくいなら、むしろネット販売の方がおすすめで、もし手早く会計を終わらせたいならば、自分専用のブックカバーを用意して「カバーはいりません」っていうのが一番かしら。

でもね、本当にこちらはそんなに気にしていないものよ。だから堂々とお買いものして下さいね。わたしのDVDこっそり書店においてこようかしら。んふふ。

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