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禁断の味わい?ウニがダメならヒトデを食べればいいじゃない

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2014.03.13

実は絶品!?ウニの代用品はおなじみのアレ

言わずと知れた高級食材、ウニ。100円回転ずしの流行で、チリやアルゼンチンから輸入されるようになって価格は下がったものの、それでも1パックで1000円程度と決して安くはない。

磯などに遊びに行くと、ごく普通に岩にへばりついているのが見えてつい手を出してしまいたくなるが、いうまでもなく犯罪。漁業法違反で罰金刑を科せられてしまうくらいなら、金額には目をつぶって、お店で購入する方が良いに決まっている。

ではおとなしく、ほんの少量のパックを高いお金を払って購入するしかないのか。どうしてもウニにこだわるというのならそれしかないが、そっくりな味の代用品であれば、実はごくわずかの元手で手に入れることができる。

これはもちろん、かつてまことしやかにささやかれた都市伝説「プリンにしょうゆをかけるとウニの味」のようなインチキではない。ちゃんとした代用食品として、九州の一部では食用にされてきたある生き物の卵である。その生き物とはズバリ「マヒトデ」だ。

黄ウニ?足ウニ?意外に美味しいヒトデ

マヒトデはヒトデの中でも最も一般的な種類で、黄色くてやや大きめの「いわゆるヒトデ」である。ヒトデを食べると聞くと、ゲテモノ食いのイメージをどうしても持ってしまうが、実際は上記のとおり食用として利用している地域もある。

有名なのが九州の天草地方で、「黄ガゼ」などの地方名で親しまれているという。ガゼというのはウニの別名で、有名なものだとガンガゼなどが知られている。

ちなみにそのガンガゼも当地では食用にされているというが、とげに毒があるので素人には手を出しづらいし、おそらく漁業権もあるものだろう。

しかしヒトデはというと、こちらから手を出さなくとも、堤防や砂浜で釣りをしていればいやというほど掛かってくる。

釣りで漁獲すれば漁業法にも引っかからないし、針にゴカイ系の餌をつけて、堤防の真下に落として放っておくだけでほぼ入れ食いになるほど容易に手に入れることができる。毒もなく、危害も加えられないので非常に利用しやすい。

さてこのヒトデ、どのようにして利用するかというと、一般的には茹でてから殻を割って中身を取り出すことが多い。

ヒトデを触ったことが無い人には全く想像できないだろうが、表皮はざらついて固く、プラスチック製のおもちゃのような印象を受ける。これをゆでると多少柔らかくなり、手で割り広げるようにすると中から黄色い卵巣が飛び出してくる。

この卵巣は、見た目にも食感、味の面でもウニにそっくりなのだ。特に晩秋から真冬にかけて、5本の腕の中には卵巣がみっちりとつまり、剥いていてわくわくしてしまう。大きな個体であればウニよりもはるかに大量の卵巣が1匹から確保できるだろう。

難点としては、数匹に1匹の割合でとても渋く食べられないものがある。卵巣を取り出したとき、端っこを噛んで見て下に渋みが残るようであればその個体をあきらめ、廃棄したほうが良いだろう。ウニと違い元手がかかっていないため、この程度の贅沢は痛くもかゆくもない。

取りだした卵巣は、ウニと全く同様に利用できる。茹でた後にもう一度冷やすと臭みもなく食べやすくなる。

ウニ同様に軍艦に握るもよし、これでもかとどんぶりに乗せて食べるもよし(味が濃厚なのであまり食べるとしつこくなるかもしれないが)、はたまたあの贅沢な「いちご鍋」に挑戦してしまうのもよいかもしれない。

なお、マヒトデ以外にも食べられるヒトデがあると聞いたことがある。釣りに行ってヒトデしか釣れないようなとき、悪態をつきながら堤防上に捨ててしまうくらいなら、ぜひ持ち帰って茹でてみてほしい。これまで知らなかったことを後悔するような美味しさを楽しむことができるだろう。

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