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人心の砂漠化の根にある「自虐」をやめて、誇りに目覚めよ

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2013.12.07

ニュースを見れば、毎日強姦だとか、親殺しだとか、無差別殺人だとかの話題が引きも切らない状態です。人心が砂漠化してしまい、人の命に対する畏敬の念が消し飛んでしまったような印象を受けます。

心優しい年配者としては、悲嘆にくれて吐く言葉も見つからないくらいです。日本民族がその昔抱いていた、自然と静かに共生する清らかな信仰心は、一体全体どこへ行ってしまったのでしょう。

新旧宗教のせめぎ合い

十把ひとからげにして語るのは気が引けるけれども、今はやっている新興宗教の中には、うさん臭いものもあるようです。その一方で、伝統宗教と呼ばれるものは、旧態依然としており時代遅れの匂いがプンプンしていますね。もちろん、クソもミソも一緒にして、古いものは善く新しいものは悪いなんて、偉そうに決めつけるのはナンセンスです。

また、既成宗教に飽き飽きしたからと言って、むやみに科学的・総合的で画期的だと称している宗派に走り込むのも、軽率な印象をぬぐえません。

本物のカリスマと偽のカリスマ

よく、若者たちの宗教狂いを批評して、こう言う人がおります。「彼らは人生に目標を失い、自分たちを指導してくれる強力なカリスマを求めているのです」と。

そうでしょうか。でも、よく観察してみれば分かるのですが、大方の若者たちが求めているのはどうも本物のカリスマなどではないように思われてきます。

お手軽な神様たち

実は多数の若者の追いかけている幻は、カリスマの要素などまるで持っていなくて、むしろ一種の愛玩動物なのではないでしょうか。それは偶像です。だから、空虚なほどいいとされます。可愛いお人形という在り方に近いのです。

訳の分からない教祖でも、やかましいだけのロックバンドでも、韓流でも、何とか48でも同じです。本来生きてもいないアニメの美少女でも、ゲームの中の彼女でも、お手軽に「神」として祀り上げてしまいます。

人生の師を持てない哀しみ

それらの「偽神様」はカリスマではありません。その証拠に、人生の目標などというものとは縁もゆかりもないものです。道徳性だの、社会性だの、克己だの、自己研鑽だのは、全くお呼びでないとされます。

一定のムードがあり、感性があり、それらしいネーミングと見栄えのよさがあればそれでいいのです。人生の師などをそこに求めている若者は、およそいるとも思われません。信仰すら、お飾りに堕しているのです。

偽神様で人生に色付け

ギャルたちはキャーキャー叫んで手を振り、踊り狂って仲間との一体感に酔っています。青年達もそんな異性に色目を使いつつ、腰を振っては生きていくストレスを発散しています。

彼らにとって、地味に真面目に生きていくことは苦痛であり、意味の薄い行為ですから、自分のでっち上げた「偽神様」で色付けをして、日常からハメを外すことに意義を見出しているのかもしれません。

心に潤いを取り戻すために

もう一度言います。若者はカリスマなど御免だと思っているのでしょう。レーニンや毛沢東は、彼らにとって果てしなくダサイ、ただのオヤジなのだと思います。

では、そのように砂漠化した若者の心に潤いを取り戻すために、大人たちはどうしたらいいのでしょうか。ただ単に悲嘆にくれてばかりいても仕方ないでしょう。

この国が殺伐としている原因

実は、心を枯らし自殺や犯罪に手を染めているのは、若い者ばかりではなく年配者も同様なのです。老老介護に疲れ果てて、とんでもないことをしでかす事件が多発しているのも現状です。

この国が殺伐としている原因を挙げるなら、民族的・宗教的なコンセンサスがなくて人心がバラバラになっていること、そして国家意識が希薄で「公」の観念がぼろきれの如くほつれかかっていること、この二つが大きいと言えるのではないでしょうか。

自虐に取りつかれてはならない

概していえば、どこの国もその国特有の宗教と信仰を持っており、大事にしています。それがその国の道徳・習慣・文化を構築しています。政治もその風土の上に成り立っていますから、単なる多数決だけでものごとを決めてはいません。

今の日本人の寂しさは、自国の伝統文化を見失いつつあるところに根差しているような気がしてなりません。一部の人たちは、意図的に日本の文化と歴史を否定し去ろうとさえしています。

個人でもそうですが、国家が自虐に取りつかれて方向を見失ってしまえば、暮らしが殺伐として悲惨な事件が続発するのを押し止めることも難しいと言わざるを得ません。いつになったら不快な呪縛から脱皮して、本来の自己を取り戻せるのでしょうか。

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