> 趣味・ライフスタイル > お気に入りの車を長持ちさせる自動車整備 ③ ブレーキフルード編

お気に入りの車を長持ちさせる自動車整備 ③ ブレーキフルード編

このエントリーをはてなブックマークに追加
2013.10.04

ブレーキフルードは、ブレーキペダルを踏むことで発生した油圧を、4輪にあるピストンまで伝えてブレーキ装置を動かして制動するという、極めて重要な働きをする液体(油)である。エンジンルーム内にこの液体のタンクがあり、減っていればそこから足すことが出来る。

車検では そのタンクにある規定線の範囲内に液量があればOKである。私は、特に山国にお住まいの方や、山に行くことが好きな方には このブレーキフルードを車検ごとに交換して欲しい、と思っている。

この液体にまつわるトラブルで一番恐ろしいのは、ベーパーロック現象である。長い下り坂をフットブレーキを踏みながら下ってしまうと、あるとき突然ブレーキペダルの踏み応えがなくなり、床まで踏みぬけてしまう。私も一度経験があるが、かなりパニクる。一瞬「死ぬのでは?」と思う恐ろしい現象である。

これは、4輪に各々付いているブレーキ装置のどれか、または全てで、ブレーキを踏み続けることで発生した摩擦熱で熱せられたブレーキフルードが沸騰することにより、気体(あわ)が発生し、油圧が末端まで伝わらなくなり制動不能となる現象である。

本来、ブレーキフルードはこうならないように沸点が高く設定されている。しかし同時に この液体は空気中の水分を吸収しやすいという厄介な性質を持っている。エンジンルーム内にあるタンクからホースを伝って4輪の各ブレーキ装置のピストンに至るまで、密閉され空気に触れないことになっている、そういう建前である。

ただ、4輪のピストン部分の密閉は稼動部であるので甘くなり、少しずつ空気中の水分を吸収してしまう。そこは同時にブレーキングの摩擦により最も高温になり易い部位であるため、ベーパーロックが起きるのだ。

ブレーキフルードは新品ではほぼ透明だが、水分を含むにつれ黒ずんでくる特徴がある。(整備性を考えてわざとそうなるようにつくってあるのか知らないが)

各ピストン付近の末端のフルードは、2年も経てば黒ずんでいる。ということは、ベーパーロックが起きやすい状況になっているということなのだ。そのあたりの黒ずんだフルードを捨てて新しい透明なフルードで満たせば良いわけである。

インターネットを見ると、この作業を自分でがんばってやっている人もいるようだが、完璧にやらないとエアを噛んでしまい、余計状況が悪化する心配もある。これは整備士さんにお願いするべき作業だろう。私は山が多い地方に住んでいるので、きり良く2年に1度、車検の度に交換してもらっている。

まとめ

私は、車検ごとに、オイルフィルター、クーラント、ブレーキフルードの3点を交換することをお勧めしている。「この3点、いくらでやってくれる?」と交渉してみるのもいいだろう。

スポンサードリンク
スポンサードリンク
このエントリーをはてなブックマークに追加