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ビール好きに朗報!痛風の人でもビールを飲んでOK?

風に当たる程度の刺激でも大きな痛みを感じることから名づけられた病気である痛風。患者の98%以上が男性といわれており、30代を中心におこるとても恐ろしい病気です。

原因としては体内の新陳代謝によってできた残りカスが結晶化して間接についてしまい、そのカスを異物と認識した白血球が自分の体を攻撃することにより痛風独特の激痛が走るといわれています。

痛風を避けるためには残りカスになりやすい「プリン体」を多く含む食品をさけて尿酸値の上昇を抑えることが重要と考えられており、その為に痛風の患者はプリン体を多く含むビールはNGと考えられていました。しかし、最近では少量のビールなら飲んでも問題ないという報告も出てきています。

痛風の人でも1日ビール3本くらいなら問題ない?

痛風の専門医で、自身も痛風にかかった経験をもつ納医師によると、自身を実験体とした研究により従来の食事療法がそれほど重要ではないことを指摘しています。

同医師はビール、焼酎、酒、ウィスキーなどの飲酒量と自身の尿酸値をはかった実験により、「お酒をたくさん飲めば種類を問わずに尿酸値があがる。要はプリン体の入っている量よりもアルコールの摂取量が問題。

ビールは他の酒に比べればプリン体の量は多いがアルコールの濃度は他の酒よりも低いので、痛風の元凶と考えるのは間違い。むしろ痛風の合併症である尿路結石を作りにくくするメリットがあるので、プリン体の量で考えれば1日ビール瓶3本までなら問題ない」と述べています。

ビール好きにとっては非常にありがたい情報ですが、ここで気をつけて欲しいのがビールのおつまみです。

鳥や牛のレバー、あんこうなどはプリン体が非常に多いのでビールと一緒に食べてしまうと尿酸値が上がって痛風につながります。そこでビールのおつまみにはアルカリ性の食品をたくさんとって、尿酸値の上昇を防ぐようにすると良いでしょう。

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