心は少年!求めるは貪欲な刺激!成功への道しるべとは?
子供の心、まだ持ってますか?
子供のころって、見るもの全てが新鮮でどんなことにも興味を示したものですよね。しかし、大人になるに従ってそういった気持ちはどんどん薄れていってしまします。
歳を取るごとに徐々に時間が過ぎるのが早く感じる、なんてことありませんか?
そう、よほど意識していない限り人間の感性とは徐々に徐々に鈍化していくもの。
大人になるということはそういうことで、感じる心というものを失っていくことは子供の頃と違う辛い現実を生きぬく上では必須となる、自己防衛本能のひとつでもあります。
しかし、成功を目指すのであれば鈍化した感性は妨げにしかなりません。
何につけても成功するためにはあたかも子供ような貪欲な知識欲や好奇心を持つということがなによりも大切になってくるのです。
子供っぽいはダメなことじゃありません
大企業の創業者、有名な芸術家のほとんどはどこか子供っぽかった、なんて話があります。
良く言えば純粋、悪く言えば大人気ない行動が節々に目立ったということですね。例えばあのマンガの神様である手塚治虫にはこんな逸話が残っています。
あるとき手塚は出版関係のパーティに出席していました。
そこでとある若手漫画家に挨拶されたところ、「君は確かに絵がうまいが、その気になれば僕にだってそれくらいの絵は描ける!」といきなり喧嘩を売るような真似をしたということです。
そのときの手塚はすでにアニメ、漫画を多く手掛ける超大御所でした。にも関わらず若手に嫉妬していた、というわけなんですね。
これは非常に子供じみた行動であると同時に、それほどまでに人に負けたくない!という心を持ち続けていたということにもなります。
手塚の態度の良し悪しはともかく、その精神には学ぶところが多いのではないでしょうか。
経験も年齢も重ねたからといって好々爺のごとく悟ることなく、いつまでも子供のような心で頑張り続ける……成功者にはえてしてこのようなタイプが多いのです。
錆びた感性を研ぎ澄ませ!
成功のためにはある種の「子供っぽい心」が必要だという話は前述の通りですが、その子供らしい心を取り戻すにはどうしたらいいのでしょうか。
sとはいえ、いきなり友達と喧嘩をしてみるとかダダをこねてみるとか、そういった行動はおすすめできません。
子供の感受性が豊かなのの一端に「すぐに泣く」ということがあります。というのも、子供は大人なら誰しも持っているような「心の防波堤」を持っていません。
なので、感動できる状況や哀しいことに直面したときにすぐにわーわーと泣いてしまうのです。
ですので、「生きるも地獄、死ぬも地獄か……」なんてハードボイルドが染みついてしまっている成人男性は泣けるような映画や物語に触れることをおすすめします。
しかし、こういうと多くの方は眉をひそめます。「そんなの見たくないよ」と。
では、なぜそうなるのかというと答えは簡単です。端的に言えば「泣いてしまうことが怖いから」なんですね。
大人になるといちいち泣いたり過去のことを引きずったりするわけにもいきません。そんなことをしていては時間の無駄ですし、そんな暇だってありません。
そういった諸々の事情が組み合わり「いちいち泣いてなんかいられない」という心理を獲得したものこそが大人なのですから、そういった心理は当然のことです。
しかし一度ここは心を無防備にさらけ出して素直に泣いてみることが感性を取り戻す近道です。
貪欲な好奇心と涙の関係
カタルシスという言葉を聞いたことがあると思います。人の心とは常に何かしらの重圧がたまっているものです。
感動したときにはそこで泣いてしまうことによりそういった諸々の老廃物をまとめて流してしまう……心を浄化する、と言い替えてもいいかもしれません。
子供がすぐに泣いてしまうのは心のキャパシティが少なく、泣いて流してしまわなければ心がすぐにいっぱいになってしまうからです。
対して大人の心のキャパシティは深いのでいちいち泣いてリセットしなくてもたいした問題はありません。
しかし、いくらでも老廃物を溜めこめる、ということと心の中がすっきりしている、ということは同義ではありません。
身体は放っておいても自浄作用が働き新陳代謝が行われるオートマ設定ですが、心は自分から掃除してやらねばならいマニュアル設定なのです。
いっそのこと泣いてみると、今まで目につかなかったものや見慣れていたものに新鮮味を感じることができるようになります。
こうして心をリセットし続けることによってようやく貪欲な好奇心が子供のように湧き上がってくる、ということなんです。
泣く、ということは抵抗があるかもしれませんが、子供のような心を取り戻すには子供と同じように一度泣いてみるということが一番の近道です。
成功の為には何よりもまず、自分自身の感情に素直になり好奇心を殺さないようにすることが必要なんですね。