成功するルーティンを身につけよう!緊張をコントロールする方法とは
毎日色んな形で仕事をし、活躍しているビジネスマンの皆さんの中にも、どうしても緊張してここぞという時には失敗してしまうという悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
他の人に比べると極端にあがり症だ、緊張してしまいやすい人というのは、優れた能力があってもそれを大事な場面で発揮することが出来ず、更に人前に出たり大きな仕事を任されることを避けるようになってしまいかねません。
一方、数百人、数千人の前に立っても堂々とプレゼンや発表を行なうことが出来るような優れたビジネスマンも世の中にはたくさんいるのもまた事実です。
彼らのようにとまではいかなくても、彼らに近づけるようになるために自分の緊張をコントロールするための方法を身につけてみませんか?
自分の緊張をコントロールする最も簡単な方法、それが、成功するルーティンを作ることなのです。
緊張しない人間はいない
そもそもの話、大人数の前に立ったりすることの出来る人は緊張なんてしないんじゃないかと思っていないでしょうか。確かに、まれにそういったことを口にする人はいます。
どんなドッキリを仕掛けても眉一つ動かさない、いつもどっしりと構えていて余裕があるように見える、という人です。ですが、そうした人でも、緊張を全くしないということはありません。
緊張というのは、何かしらのストレスや危機に対して起きる生理的な反応です。視野が狭くなり鼓動は速くなり、呼吸も浅く荒くなる。時には手が震えたりトイレに行く回数が増えたりもします。
これらの反応というのは、収めることや抑えることは出来ても、起こさないということはまず無いのです。それは、緊張というのは人間が危機を察知するために必要な能力だからです。
緊張しない人間というのは、極端な話目の前に猛獣が現れても「うわあ珍しい。猛獣だあ」とその前に出ていくことになります。緊張というのは、生物が生きていくために欠かせない防御機構のようなものなのです。
ですので、多少緊張しやすいからと言って、もしくは上がり症だからと言ってそれを理由にして自分を責めるのはやめましょう。
そうやって緊張しやすいことを理由にして自分を責めていると、その記憶や体験から、「緊張してしまってはどうしよう」「いいや、緊張してしまうに違いない」といったふうに考えるようになってしまいます。
そうなれば、もう緊張から逃れることは出来ません。緊張をコントロールするために必要なのは、心の余裕なのです。
緊張しても良いと言い聞かせよう
心の余裕の無い状態では、どんなことをしても落ち着くことなど出来ません。ですので、普段から「緊張しても良いんだ」「緊張するのは人として当たり前のことなんだから気に病む必要はない」という言葉を自分に言い聞かせましょう。
人間というのは全く不思議なもので、例え本当は心の中で信じていないことであっても、繰り返し言葉にすることでその内容を本当だと信じてしまうように出来ているのです。
普段から緊張するのは仕方ない、緊張しても良いと自分に言い聞かせることで、案外そうしていない時よりも緊張しなかったりします。
単純に人前に出たり重圧のある仕事を任されたという緊張以外に感じている、緊張してはいけない、上手くやらなければならない、という種類のプレッシャーから逃れることが出来るからです。
では、これを更に一歩進めて、緊張をコントロールしていつでも心に余裕を取り戻すルーティンの作り方をご紹介します。
緊張をコントロールするためのルーティン
ルーティンというものを知っていますか? これは、一定の決まった動作を行なうことで自分の心を落ち着ける、いわば一種の集中法、瞑想のようなものです。
テレビを見ていて、野球選手が打席に立った時、サッカー選手がフリーキックを蹴る時など、いつも同じ動作をしているな、と思ったことはないでしょうか。
それこそがルーティンというものです。プロスポーツ選手である彼らも、本番である試合では緊張することがあります。しかし集中していては普段の実力は発揮出来ません。
そこで、大事な場面では「いつもと同じ動作」を行なうことによって、自分が成功するイメージを固めたり、心を落ち着けているのです。
ルーティンの動作はどんなものでも構いません。大きく息を吸って肩から力を抜く、神に祈る、頬をぱしんと叩くなど、とにかく自分に気合を入れる、もしくは集中するイメージに合った動作を一つ決めましょう。
その上で、普段からその動作が体に馴染むように行なうのです。例えば朝出社した後、仕事を始める前に必ずルーティンを行なう。そうして落ち着き、仕事に集中することが出来るようになれば、いざ緊張しやすい会議やプレゼンなどの場面でも、ルーティンを行なうことで条件反射で落ち着くことが出来ます。
ルーティンを体に馴染ませ、心を落ち着けることで自分の緊張をコントロールしましょう。