O型の人必読!O型の人は本当に蚊にさされやすい?
人間の血液型は4つしかありません。血液型を決めるのは赤血球の表面をおおう糖鎖(とうさ)の先についている糖の種類によってきまります。しかし、A、B、AB型には糖鎖の先に糖がついていますが、O型には糖がついていません。この点がO型と他の血液型との大きな違いになります。
O型というと「O型の人は蚊に刺されやすい」という本当かうそか分からない俗説が有名ですが、このうわさは本当なのでしょうか。ここではO型が本当に蚊に刺されやすいのかどうかを検証していきます。
花の蜜とO型の血液は近い?
O型の人は蚊に刺されやすいという話は学説的な裏づけがなく、都市伝説のような印象を受ける人もいるかもしれませんが、元東京大学教授の池庄治氏が「O型の人は蚊に刺されやすい」という説は信憑性があると支持しています。
同氏によると、産卵期に入ったメスの蚊だけが卵を成熟させるために動物の血を吸うが、普段は花の蜜や樹の樹液などの糖を養分にしており、蚊はO型の人間の血液を花の蜜と近いように認識しているので、O型の人間は蚊に刺されやすい、といっています。
さらに蚊は汗に含まれる物質などの匂いも感じ取り、花の糖分に似たO型の人を見分けているようです。これらの点からO型の人が蚊に刺されやすいというのは一定の信憑性があるともいえそうです。
蚊に刺されやすくなる条件
他にも蚊に刺されやすい条件として飲酒や発汗が挙げられます。飲酒に関しては、飲酒によって二酸化炭素の排出量が増えるために敏感に蚊が察知してよってくるようです。汗に関しては汗をかいたときに出る物質や乳酸に反応してよってくるので刺されやすくなるようです。
蚊に刺された時のかゆみは不快です。O型の人やお酒を飲んだ人、汗をかいた人は特に蚊に刺されないようなケアをしっかり行う必要がありそうです。