考察!どうして、「風が吹いたら桶屋が儲かる」のか
風が吹いたら桶屋が儲かる。
この言葉、みなさんも聞いたことがありますよね?言葉の意味もほとんどの方がご存知かと思います。◯◯したら△△になる!△△になると◎◎になる・・・と続いていって、当初の「風が吹く」からは一見想像がつかない「桶屋が儲かる」に繋がるという、ドミノ倒し的な因果関係を意味した言葉です。
では、どうやって繋がっていくのか?
みなさん考えたことがおありでしょうか?もちろんこんな事はインターネットで調べれば、ものの数秒で解決するでしょう。でもそれでは面白くありません。人間は考える葦です。あえて想像してみることにしました。
風が吹くとどうなるんだ?
まずは、そこからです。
風が吹くと・・・洗濯物が飛ばされますよね。
洗濯物が飛ばされると・・・ハイ、服が汚れます。
すると・・・クリーニング屋が儲かる(笑)
残念!儲かったのは、桶屋ではなくクリーニング屋でした。ということは、私の想像パート1は間違っていたという結論になります。しかし、風が吹いたらどうなるのか?私の貧相な想像力では「洗濯物が飛ばされる」以外は思いつきませんでした。
ならば、逆から考えていこう!
そうです!結果がわかっているのならば、逆から考えていけば良いのです。そうすれば、簡単にこの問題を解決できるのではないでしょうか?我ながら冴えていると感じました。
では、どうすれば「桶屋が儲かる」のかを考えてみましょう。これは簡単です。多くの人が桶を買いに来ることです。ということは、なんらかの理由で「桶が駄目になってしまう」のです。
桶が駄目になってしまう・・・ネズミがかじってしまう、というのはどうでしょうか?ことわざには、いかにもありそうな展開です。ということは、ネズミが増えたのですね。
続いて、ネズミが増える理由を考えます。これは「ネコが減った」しかありえないと思います。良い調子です。ではネコが減った理由を考えます。
「えさをくれる人が減った」これです!間違いありません!更に続けてみましょう。なぜに「えさをくれる人が減った」のか。これは不景気になったからです。今までネコにえさをくれていた人たちの生活に余裕がなくなったのでしょう。
なぜ、不景気になったのか?街が崩壊したのではないでしょうか?風が吹いて、街がめちゃくちゃになってしまった!どうです!見事に繋がりましたよ!!
桶屋が儲かる理由はこれ!
風が吹きました。
街が崩壊しました。
不景気になりました。
ネコにえさをあげる人が減りました。
ネコが減りました。
ネズミが増えました。
ネズミが桶をかじりまくったので・・・桶屋が儲かる!
どうでしょう!私は現在、大きな達成感を感じております。
せっかくなので答え合わせをしてみた
インターネットで調べてみたところ・・・私の考察は、全く合っていませんでした(笑)。見当違いもいいところでした。本来の意味は、あえてここでは書きません。是非、みなさんもご自分で考えてみてください。
なぜ風が吹くと桶屋が儲かるのか?たまには想像力を広げてみるのも悪くありません。新しいビジネスのアイディアや面白い企画などは、多くが「想像力」から生まれてくるのです。調べればなんでもわかってしまう今だからこそ、こういう遊びもたまには良いものだと思いますよ。