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相手に対して思っていることは、実は自分に対して思っていること!?

自分と周りの人はつながっていると感じたことはありませんか?そこまで感じなくても、自分が思っていることが相手に伝わっているように感じたり、相手が思っていることが分かったり。

あうんの呼吸や以心伝心といった言葉があるように、自分の気持ちが相手に伝わっていると感じることがあります。ですが、これは自分としては見たくない形でも相手と気持ちがつながることがあります。

相手に思っていることは自分に思っていること!?

誰でも1度、人によってはいつもかもしれませんが、周りの人に不満を持ったことはありませんか?「なんであの人はこうしてくれないんだろう?」「なんであの人はあんなに怒っているだろう?」そんなことを思う時があるかもしれません。

ですが、もしそれが自分に対して思っていることだと聞いたら驚きませんか?自分と真反対だから、相手に対して不満が出る。自分はこんなに人に優しいのに、なぜあの人はあんなに人に厳しいんだろう?これは、明らかに真逆に感じるかもしれませんが、実は自分も人に厳しくしているとしたら。

これが、人間心理の深いところでもあり、面白いところでもあります。つまり、自分が周りの人に対して「面白くない」「怒っている」「人生つまらなさそう」といった不満を持っていることは、自分に対して思っていることになります。なぜかというと、誰もが相手に対して自分と同じことを思っているわけではないからです。

なぜ、相手を見て怒っているということが分かるのでしょうか?それは、周りの人も同じ意見でしょうか?もしかしたら怒っていないかもしれないのに怒っているように見えるのであれば、それは自分が怒っているからといえます。

自分が相手と同じ感情を持っていて、その表現の仕方が違うといえます。怒っていてもニコニコ出来る人もいますが、怒っている感情をそのまま表現する人もいます。

逆に、怒っているように思える人がいても、自分が楽しかったり嬉しかったりすると、相手を見て「なんで怒ってるんだろう?」とは思わないはずです。自分の中にそういった認識がないと周りを理解出来ないので、周りの理解の仕方が自分の認識といえます。

人間の気持ちはウラオモテがある

このように、相手を見て怒っていると感じている自分が怒っていたり、楽しんでいると感じている相手を見て自分も楽しんでいたり、相手と自分は全く違う状態でも、実は感じていることは同じということがあります。

これは、人間の気持ちにはウラオモテがあることが分かるもので、たとえば誰かを尊敬したり称賛して「あの人素敵!凄い!」と思っている人がいれば、必ずといっていいほど嫉妬や妬みといった人が出てきます。インターネットを見ていても、有名で称賛されている人ほど嫉妬や妬みなどの記事も書かれたりするものです。

ここら辺が分かっている人は、いかに自分が称賛されたり尊敬されたりしないように表現していくかを先に考えている人もいます。また、期待と裏切りもウラオモテ同じで、期待した分裏切られることも大きくなります。

理想の恋人に期待すれば期待するほど、付き合ってみてから理想とかけ離れていたことに気づくと、裏切られた気持ちも強くなります。

期待するほど辛くなるのは自分なので、相手を信頼することができ、どんな相手でも受け入れられるようになれば、自分も相手も楽にいられます。こうしたバランスは不思議ですが、人間に備わっているものといえます。

根底にあるのは「愛」

なぜ、こうした嫌なことが起こるのでしょうか。期待したらその分与えてくれてもいいのに、尊敬されたらもっと尊敬してくれる人が増えればいいのに、そうした気持ちにもなります。

ずっとポジティブでいよう!という人もいますが、そうした人ほど反動が大きく、ところどころで大きな怒りや悲しみに打ちのめされることになります。そして、こう聞くと成長したり目標に向かって進むことができない!と感じるかもしれませんが、全てはバランスにあり、そのバランスの中心には愛があるといえます。

なぜ、自分は期待してしまうのか、なぜ自分は尊敬してしまうのか、なぜ自分は相手が怒っているように見えるのか、そうした出来事は、自分の感情のバランスがズレているときに起こるようです。

期待した時は、自分が過度に相手に依存したり、尊敬されている時は、自分が過度に自立していたり、そうしたバランスのズレを修正してくれるために、ある意味ずっとポジティブに物事が進まないようにネガティブに感じるものが出てきてくれているといえます。

ポジティブが良くてネガティブが悪いのではなく、どちらも正しくどちらもバランスを取る愛で出来ていると感じることが出来れば、自分の生活に出てくる出来事に、必要以上に喜んだり悲しんだりすることはなくなるでしょう。

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