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頭の中には、不幸になる雑草ばかり?それとも幸せになる木ばかり?

毎日、自分の中に入ってくる情報にはどんなものがあるでしょうか。それは、事件やゴシップ、スクープや特集のようなニュース系のものから、本などを見て人間関係を良くする方法や、恋愛で失敗しない方法、仕事を上手くする方法など、成功に関することかもしれません。

情報は無限に広がっていて、自分の関心によって見る情報が違ってきます。これは、当たり前のことで特に人生に影響はないように感じられるかも知れませんが、知らないうちに人生に大きな影響を及ぼしていることは知っていますか?

無意識に要らない情報も入ってくる!

昔は情報を得ようとしてもどうにかしないと得られませんでしたが、今、情報があふれかえっている時代なので、インターネットやテレビを使えば無限に情報を手に入れることが出来ます。

そして、どんな活動をしている時でも聞いているラジオから、流れているテレビから、貼ってある広告からと、自分が望まなくても自動的に情報は入ってきます。

それ自体はなんらあたりまえのことですが、怖いのはその影響力です。人間は、意識的にはどうでもいい情報はすぐに忘れてしまいますが、無意識では全ての情報が記録されています。そして、その情報が多ければ多いほど、自分の人生観を作る可能性があるということです。

たとえば、毎日殺人や自殺などの悲しいニュースばかり見ていると、自然とそれに対して「自分はこういうふうにはならない」「なんでこんなことするんだろ」「かわいそう」など、色々な思いが出てくるでしょう。ですが、この意見を意図的に発することをしないと、将来的に自分の意見に振り回されることになります。

なりたくないものになる!?

人間は不思議なところがあります。それは「こうなりたい」と思っているものになることが難しく「なりたくない」と思っているものに知らず知らずのうちになってしまうということです。たとえば、歌手になりたい、芸能人になりたい、俳優になりたいなど、憧れのなりたいものを理想としますが、それを実現出来る人は一握りです。

ですが、あんな酔っ払いみたいになりたくない、暴力的になりたくない、人の悪口を言う人になりたくない、など、なりたくないと思っていても、それに感情を向ければ向けるほど、気付いたらいつのまにかそんな風になってしまう人を見たことはありませんか?

なっていないという人でも、違う形に姿を変えてそうなっている人、たとえばアルコール中毒になりたくないと思っていながら、仕事中毒になり家庭がボロボロになったりする人もいます。なぜ、なりたくないものになれてなりたいものになれるのでしょうか。

それは、無意識の力にあります。無意識はこうなりたい、というものとこうなりたくない、というものを区別することが出来ず、どちらも「こうなる」という意識を向けているものを実現しようとします。

つまり、こうなりたくないといっていても、その時点ではなりたくないものに意識がいっているので「なる」ものを実現しようとするのです。これが、なりたいものになれずになりたくないものになる原理といえます。

普段から入ってくる情報に注意しよう

そこまで感情的な思い入れがなくても、普段から自然と入ってくる情報も無意識では全てキャッチしています。こんな経験はありませんか?気付いたら鼻歌を歌っていて、なぜこれを歌ってるんだろうと思ったら、ラジオから流れている音楽だったり、全く意識していないところでもそのように、勝手に意識的に行動してしまうのです。

つまり、自分が取り入れたくない情報でもテレビやラジオで流れていれば、嫌でも入ってくるということになります。つまり、優しい人になりたいと思っている人でも毎日怒っている人のニュースなどを見ていると、自然と怒りっぽい人になるということです。このように、普段から接している情報を意識的にコントロールしないと、自分の人生が勝手に作られることになります。

こうしたことを防ぐためには、自分がこうなりたいと思う人の写真や本、教材や、こういう生活を送りたいと思う家の写真や特集、動画などの情報に常に触れるようにすると、その実現性が高まります。これほど、情報の影響力は高いといえます。

なりたい姿に最短でなる方法

こうしたことから考えると、自分のなりたい姿になるにはなりたいものの情報に常に触れているということになりますが、それより最短でなりたい姿になる方法があります。それは、理想の自分を実現している人のそばにいるということです。

日本では昔から師弟関係という言葉があり、武道では当たり前のようになっていますが、人生でもこれは活かせます。

自分がなりたい仕事、自分がなりたい恋愛、自分がなりたい人間関係を実現している人を探して、その人にどうやればそうなれるのかということを教えてもらい、その人の身振り素振りを観察して体得するのが、最も最短でなりたい自分になる近道といえます。

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