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仕事のためには腹八分目にとどめよう!冴えた思考力を保つための方法

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職場の昼休みに食べるお昼ごはん、仕事終わりにかきこむ晩ご飯、皆さんはどのくらい食べていますか? 人によって一度に食べる量が違うのは当然のことですが、お腹一杯に食べている人、殆ど食べない人、腹八分で抑えておく人がいますよね。

もしも今、あなたが「仕事を頑張るために腹いっぱい食べるぞ!」というスタイルで働いているのであれば、今日から食事の量は腹八分目程度に抑えて下さい。

満腹はビジネスマンにとってやっかいな敵です。少しでも冴えた思考力を保ち、バリバリ仕事をしたいのであれば、空腹を感じている方が良いのです。

何故満腹になるまで食べるのが良くないのか、空腹であることをオススメするのか、についてご紹介させていただきます。

食べるということ

人間もれっきとした動物です。高度に文明的な現代において、めったに思うこともありませんが、人間もサバンナの動物と同じように獲物を狩り、食べることで命を繋いでいました。

ありとあらゆる動物にとって、食べるということは生きることそのものであり、食べ物が手に入る状況は、それ以上食べなくても良いということ、食べ物が手に入らないということは、死を覚悟するということなのです。

全く何も食べないで行きていけるという人はいません。もしいるとすれば、それは霞で生きていける空想上の仙人くらいのものでしょう。毎日出社して働き、お金を稼ぐためには、絶対に我々は食事を取らなければならないのです。

そんな動物的本能から考えると、満腹になるというのは非常に幸福な状態ではありますが、動物的にはこの上なく堕落しきった状態でもあります。

満腹感は人をダメにする誘惑の一つなのです。

満腹な人間は能力を発揮出来なくなる

食べ物を満腹になるまで食べるということは、もう食べ物を得るために獲物を探しまわらなくて良いということです。

本来食べ物をとるための狩りは命がけでした。食べ物を食べたという満腹感、急いで狩りをしなくて良いという安心感は、人を狩りから遠ざけるのです。

満腹になっている状態で、更に食べ物を得るために精力的に動くことは出来ません。食べたものを噛み締め、つかの間の平和と達成感を味わうことに夢中だからです。

そして満腹になっているということは胃がいっぱいで体が重く、消化吸収のために消化器官に血液が集中しているということです。

人間のパフォーマンスは、脳によって支配されています。満腹になり本来めまぐるしく死に物狂いで狩りを行っていた脳に、行くべき血が胃腸に集まると、その分脳は思考力を落とします。

同時に眠気すら覚えてしまいます。非常に充実した状態でありながら、全力で考え動くための危機感も、体の軽さも失ってしまうのです。

満腹だということは、それ以上求めることがないということです。貪欲さを失い、しかも思考力を低下させた状態で効率よく仕事が出来るのかは、もはや言うまでもないことではないでしょうか。

適度な空腹感を保とう

食べないという選択肢はありません。しかし、食べる量を抑えることで、適度な空腹感を持つことは出来ますよね。

人間は生命の危機に瀕している時に、最も高いパフォーマンスを発揮するように出来ています。空腹というのは遥か太古の昔から人間が隣り合っていた、死に近い感覚です。

空腹でいつづけると、最終的に人間は死んでしまいます。空腹、飢餓感というのは日常生活の中で最も死の危険に近い肉体的な状態なのです。

怪我をしたり危機に遭遇したりすることなく、体を死から逃れるために、高いパフォーマンスを発揮出来る状態に持っていくことが出来る。それこそが、食事を腹八分目で抑える意味なのです。

適度に空腹感があると、満腹ではないため体が重くなることはありません。胃腸に血液が思い切り集中して眠気を覚えたり、もう食べられないよと休もうとすることもありません。

闘争本能を活性化させて狩りをするための準備が、体内で行われている状態を保つことが出来ます。

空腹を感じていると少々神経が尖り、イライラしやすくなりますよね。しかし、そういう時こそ思考は素早く回転し、普段思いつかないようなアイディアを生み出してくれるのです。

目の前の仕事を早く終わらせて食べ物を食べたい、という考えにも繋がりますので、満腹でだらだらと仕事をする時よりも、効率良く仕事をすることが出来ます。

出来れば、朝はしっかり食べてもお昼ごはんは抑えめにしましょう。昼に満腹になるまで食べてしまうと、その後夜までずっと、パフォーマンスが下がったままの状態になってしまいます。

栄養が足りていないと思考力が落ちてしまいますので、一日の栄養バランスを整えつつ、しかし空腹を感じる程度に食事量を抑えめにするのがポイントです。

普段から空腹を感じていたくないという方は、特に仕事の追い込みの時期など、脳をフル回転させたい時に絞って挑戦してみましょう。適度に食事を減らすことで、メタボも予防出来るかもしれませんよ。

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