人と出会う事で、自分を変えるマル秘テクニック
環境や他人を変えようとするようりも、自分を変えた方が簡単に世界は変わるよ・・・なんて話はよく聞くと思います。これは間違ってはいません。人間も環境も、それそれが自分の思うがままに生きているため、変えようとしても変わる事はありませんし、仮に力づくで変えようとすると恨まれてしまうでしょう。
お金などで相手の心を一時的に動かせても、お金がなくなると、人は従わなくなりますから、根本的な解決にはならないのです。なので、他人や環境を変えようとする人は、環境や他人に打ちのめされるように世の中は出来ています。自分を変えようする場合は、闘うのは自分だけです。従わせるのも自分自身だけなので、それほど難しくないように思うでしょうが・・・
実際はそうではありません。自分自身を変えるという事もまた、どれだけ頑張っても届かない領域であり、細かい事や大した事じゃない問題ならすぐに変えられる場合もあるかもしれませんが、根っこから人格を変えようと思ったら、一生単位で取り組まないと無理だと思います。それでも変わらない人の方が多いでしょうね。
わたしの父親は、昔から頑固で、融通が利かず、どこへいっても厄介ものされているような人でしたが、一向に自分を変えようとはせず、どんどん世間から家族から孤立していっているのが目で見てわかるほどでした。かといって苦しんでいるようなそぶりもなく、むしろ人生を謳歌しているようにも思えるわけです。
気づかないというか、気にしないという風に決める事で、他人との関わりを楽しむすべを覚えたのでしょう。しかし、いつもそれでは一方通行になるため、当たり障りない人間関係はとても楽しめているようです。これはこれで、彼が自分なりに見つけた、対人力なのかもしれません。
自分を変えるのはとても難しい。しかしながら、比較的楽に変える方法は存在します。今日は人と出会う事で、自分を変えるマル秘テクニックについてお話ししようと思います。どうぞ最後までおつきあいただき、すばらしい人生を歩まれてください。それでははじめようと思います。
自分を変えるという事は、自分を否定するという事です。状況によっては、自分のやってきた事を全否定しないといけなくなり、アイデンティティの崩壊につながり、心理状態が不安定になり、最悪病気になって、自殺する人も少なくないのではないかと思います。
年間3万人と言われている自殺者ですが、その多くは、うつ病などの精神疾患を患っており、この自責の念やアイデンティティの崩壊などが原因で、自殺している人も少なくないと思います。それほど、自分を否定するというのはタフな作業であり、それを客観的に見れるか否かで、成長の度合いもそれに比例して、伸びて行くわけです。
自分はこれもこれも出来ないからダメなんだ・・・と塞ぎ込んでしまってはそこで終わりです。それを改善点ととれる人はどんどん成長しますし、それを欠点だと自分を責めてばかりの人は、一生伸びる事はないでしょう。これだけ話して来て、自分を変える事の難しさは痛感していただけたと思います。
しかし、比較的に簡単に自分を変える方法は実は存在します。これが多分唯一最速で、自分を変える方法ではないのかなと思います。その方法は、「誰か・なにかの影響を受ける」という事です。人間は、生まれたての頃は、初期化されたパソコンのように、まったくなにも持っていない状態で生まれて来ます。
オペレーションシステムは脳であり、アプリケーションは、生きて行く上で習得していく技術です。
この状態から、ネットサーフィンして、いろんな情報を入手し、自分に役立つ情報を力に変え、成長していくというのが自然な流れだと思いますが、生きて行く上で、いろんななにかから影響を受けるという、自分を否定している事を自分に気づかせずに大きく成長出来る最高の方法だと思います。
自分と真摯に向き合い、自分はこれもあれもダメで、ここを治さないといけないんだ・・・などと思っていると、気が滅入るでしょう。なので、書籍でも良いですし、魅力的な人間でも良いので、そうゆう人達に憧れたり、感動して心をふるわせたりする事で、こんな風になりたい!という新しい自分の理想像が形成されていきます。
これを日常的におこなっていけば、自然と自分のセルフイメージも高まって行き、どんどん成長出来るようになるわけです。そのためには、毎日いろんなものに触れる事です。1日1冊は本を読むなどもいいでしょう。本というのは、著者の数十年で培った価値観が一冊にまとめられた、非常に効率的に学習出来る媒体です。
人でも良いですが、強烈なエネルギーを持つ人間にインスパイアされて、自分を高めて行ければ、気づいたら人間性はあっさり変わっていたりします。