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信長様と光秀。褒められたり痛めつけられたりな日常

織田信長のもとで城持ち大名にまで駆けあがる光秀さんの、褒められたり怒られたりする逸話です。信長さんは難しいお人なのです。

褒められる話

比叡山焼き討ちの功績により近江志賀郡五万石を与えられ、織田家臣の中で初の城持ちとなった光秀。さらに丹波を平定した際に信長は「比類ない」と光秀の功績を褒め称えています。

インテリさん

武田信玄の病没を耳にした信長。「信玄は名将だった。ところで名将ってどのくらい居たのだい?」と光秀に尋ねます。光秀は坂上田村麻呂から順に功績まで付け加えて名を並べ立てたというから結構長い話になりそうです。

そして最後に信長の名を述べる光秀。信長は「俺を入れるとは片腹痛い。お前こそ無双の名将だ」とご機嫌になったとのこと。光秀さんは教養人なのです。

さりげなく褒められている

信長が重臣の佐久間信盛を追放する際にしたためた折檻状には「ここ五年ほど功績がない」などの理由が記されているのですが、その中で信長は光秀の働きを褒めています。光秀は目にしてないかもしれませんが、信長さんが光秀を評価していたことが窺えます。

でこがちょっと広いだけです

酒盛りをしていた夜のこと。光秀は小用でこっそり抜け出し、庭でちょっと休んでいました。それに気付いた信長。「おいきんか(金柑)頭、何途中で抜け出してんだ。ぶっ殺すぞ」と槍を首に突きつけます。酔っているせいかタチの悪い信長。光秀も必死に謝り、まあ何とか収まったようです。

洒落ではない

信長はやっとこさ武田を滅ぼし甲斐を手に入れたことを祝して宴を開催。光秀は祝辞の中で「我らも骨を折った甲斐がありました」と述べます。決して甲斐をかけているわけではない。たぶん。ここで信長は「お前がいつどこで何をしたってんだよ。憎たらしいぜ」と光秀をボコったとのこと。機嫌悪かったのでしょうか。

ヅラ発覚

光秀は稲葉一鉄の家臣である斎藤利三、続いて那波直治を引っこ抜きます。一鉄は信長さんに訴え、信長は光秀に直治を返すことと利三の切腹を命令。この時は信長側近のとりなしで利三は死なずに済みますが、むしゃくしゃした信長は光秀の頭を叩きます。すると光秀の頭からヅラが吹っ飛びます。髪薄かったのです。

他にも酒が飲めないと言ったら刀飲めと突きつけられたとか、森蘭丸に鉄扇で殴られたとか痛々しい話満載な光秀さん。真偽のほどは分かりませんが、信長さんに従うのは大変そうです。本能寺の変に怨恨説があるのも然もありなん。

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