水を10?以上飲みすぎないように注意!命の水も取りすぎると死に水に
水というのはポジティブな存在として私たちの生命活動を潤してくれています。水がなければ私たちの生命活動は脅かされますし、人類以外の動植物も生きていくことができなくなります。
しかしながら水の飲みすぎは私たちの身体に良くない効果をもたらす危険性もあります。ここでは人体にとって摂りすぎと考えられる水分量の目安を紹介していきます。
水を飲みすぎると水中毒になる?
ダイエットとしてひたすら水を飲んだり、市民ランナーの人で水分補給に水しか飲まない人は「水中毒」にならないように注意が必要です。水中毒とは水の取りすぎによって血液中のナトリウムイオン濃度が低下して、軽い疲労感から始まり進行すると最悪の場合は呼吸困難を起こして死亡してしまうこともある恐ろしい中毒症状です。
過去のデータによると2002年にワシントンとボストンで行われたマラソンで2名の女性ランナー水中毒で死亡しています。このようなケースは珍しいですが、水を飲むダイエットや常に水しか飲まないで軽い疲労感におそわれている人は初期の水中毒の危険性がありますので、注意しましょう。
スポーツドリンクなどでナトリウムが配合されているのはこのような水中毒を防ぐために配慮していることも考えられます。
どれくらいで症状がでるのか?
ナトリウムイオン濃度が低下することで発症する水中毒ですが、症状が発症する目安としてナトリウムイオン濃度があります。130mEq(メック)/?になると初期症状として疲労感を覚え、120mEq(メック)/?になると頭痛や吐き気を催します。
さらに数値が低下するごとに症状は重くなり、100mEq(メック)/?になると呼吸困難などで死に至る危険性が出てきます。目安として10?以上の水を飲むと水中毒になると考えられています。
水ダイエットをしている人やランナー以外でも夏場になると水分を多く取るようになります。水分を取るときには水中毒を防ぐために水だけでなく、ナトリウムも一緒に補給するようにしましょう。