メリットはどちらに?金銭面から考える実家暮らしと一人暮らしの違い
もしくは、会社が実家から遠いところにあり、通勤するのが大変なので一人暮らしを始めたということもあるでしょう。学生時代は実家から学校が遠いため一人暮らしをしていたけれど、社会人になり実家から通える距離になったので実家に戻ってきたという例もあると思います。
家族がどのような反応をするかというのは、その家庭によって違ってくると思います。一人暮らしを勧めるような場合もあるでしょうし、実家にいて欲しいと言われることもあるでしょう。育ててくれた親の希望を出来るだけ叶えたいと思う気持ちもあると思います。
学生時代に、親は実家から通うように言っているのに、自分の希望でどうしても一人暮らしがしたくて家を出たという人もいると思います。何年か過ごしてみて実家のありがたさが身にしみて分かったり、やっぱり一人暮らしをして良かったと思うかもしれません。
その人それぞれに家族との関係上、一人暮らしの方が合う人と実家暮らしの方が合う人に分かれるものだと思います。親がこう言うから仕方なく・・・という例もあると思いますが、もう成人していて自分がこれから働こうという立場ならば、自分がどうしたいかということをまずは考えてみる必要があります。
自宅にいながらにして、家にお金を入れないという例もよくあるでしょう。もしお金を入れないでも良いと親が言ったり、何も言わないというからと言って、それに甘えてばかりいるというのもあまり良いことではないでしょう。
せめて食費や光熱費くらいは入れるようにするべきだと思います。そして趣味などに使っているお金は将来のために貯金をすると良いでしょう。せっかく社会人になったのだから、楽しく過ごさなければという理由で、お金を好き放題に使っていると金銭感覚が鈍ってしまって、結果として自分が将来的に困ることになります。
そのような男性と結婚する女性も気の毒ということになります。自分の家族を守れる男性になるためには、出来るだけ金銭感覚をしっかりと養いましょう。一人暮らしを続けることにより、金銭感覚が養われることも多いです。実家暮らしで全て親に生活費を出してもらっているよりは、一人暮らしで生活費を自分の働いた給料から出している人の方が、金銭管理が出来ているはずです。
自分自身が金銭管理をきっちり出来るようになるために、修行の意味でも一人暮らしを経験してみるのも良いでしょう。でも一人暮らしをしたからといって、親と断絶のような関係にならないように気をつけましょう。電話をするようにしたり、休みの日はたまには帰るようにしてあげる必要があります。
結婚して、人の親にならないとなかなか気が付かないものですが、自分をここまで育ててくれた親や親代わりの人に対しての感謝の気持ちはいつも持っていたいものです。その上で自分がどうしたいかを決めると良いでしょう。
親の目を気にせず自由に過ごせるという点では一人暮らしはメリットがあるでしょう。でも病気になった時などに看病してくれる人がいなくて、孤独な思いをすることもあります。実家にいれば、親が看病をしてくれることになりますから、それはメリットでしょう。
一人暮らしにおいては貯金がしづらいかもしれませんが、実家でしたら貯金が出来ます。メリット、デメリットは一人暮らしにも実家暮らしにもどちらにもあるでしょう。なので、自分にとって今何が一番大切なのか、今何を必要としているのかをよく考えてみましょう。そうすれば、自然と答えが出てくるはずです。