引越しにかかる費用を安く抑える値段交渉のポイントをマスターする
引越しは人生の中で誰もが必ず経験することです。しかし、引越しが頻繁にできないように、非常に高額な費用が1回の引越しでかかってきてしまいます。この引越しにかかる様々な費用をなるべく安く済ませることができれば、引越しもだいぶ楽になります。費用を安く抑える引越しの交渉術を考えていきましょう。
引越しってなんでそんなにお金がかかるの!?
そもそも引越しには毎回なんでそんなに高額な費用がかかるのでしょうか?引越しにかかる費用の内訳を見ていきましょう。
まずは、引越し先の賃貸です。賃貸を契約する時には初期費用といわれる非常に高額な費用がかかってきます。そしてこれが賃貸契約を面倒にさせる一番の原因です。
賃貸には担保となる敷金や、オーナーに感謝の気持ちを込めて支払われる礼金などという古い制度が未だに根付いています。こうした賃貸契約にかかる初期費用はその賃貸の家賃の約5〜6倍と言われています。
それだけでも非常にかかる引越しですが、引越し自体にかかる費用も高額になってきます。単身引越しなのか家族での引越しなのかによっても変わっては来ますが、引越しにかかる費用も数万円から数十万円とかなり幅が広くなっています。
さらには、引越し先で生活するための家具家電にかかる費用なども高額になってきますから、こうしたことを踏まえると1回の引越しで非常に高額な費用がかかってくるもの頷けます。
賃貸契約の値段交渉をするポイント!
では、賃貸契約の際にかかる費用をなるべく安く抑えていくのが手っ取り早く引越しを安く済ませる方法になってくるわけなのですが、賃貸契約で初期費用を値引く交渉をするポイントはどこにあるのでしょうか?
いい忘れていましたが、賃貸契約や引越しにかかる費用も必ず何かしら値引き交渉の材料はあります。値段交渉をしないでそのままの値段で引越しを決めてしまうのは大きな損です。では、初期費用にかかる費用を交渉していく方法を考えましょう。
まずは賃貸選びの際に、不動産会社と一緒に色々な物件を回ってみることになるわけですが、その前になるべくどのような物件が理想かや、実際にどのような物件がどのような家賃で取引されているのかをインターネットで下調べしておきましょう。
担当者と下見をする場合でも、あらかじめ候補を絞った賃貸を実際に目で見て比較していくようなつもりで回ります。もちろん、それ以外に不動産屋が見つけてくれた賃貸もたくさん回るでしょうから、自分が理想とする条件と比べて、よく比較していきます。
最終的に自分が住みたい物件が見つかったら、すごく気に入っていてすぐにでも入居したいような気持ちであることを表現しましょう。そして家賃や初期費用がもう少し安くなれば、今すぐにでも契約を決めてしまいたいような雰囲気をにおわせることが大切です。
結局最終的には一つの賃貸に絞って値段交渉をしていくことになります。さすがに賃貸契約では、住む気もない人間に値引はしてくれないでしょうから、いくつかの賃貸を値段交渉してみて、より条件の良い賃貸と契約をするというよりは、一つの賃貸でよりしっかりと値段交渉をしていくようなかたちになります。
あらかじめ、家賃の予算を決めても、不思議と不動産屋さんはその予算よりも少し高いような賃貸を回ります。これは自分の予算よりも高い賃貸を案内されているわけですから値段交渉にはうってつけのポイントとなります。
また、不動産の担当者は、その契約をする賃貸のオーナーではなく、賃貸業者と消費者の間に入って仲介してくれる立場ですから、なるべく仲良くなっておいた方が交渉もスムーズにいきます。
賃貸の予算や条件を提示する際に、いくらお金に余裕があったとしても、あまりお金に対して雑な態度を取らないようにしましょう。お金があるとわかっている人が値段交渉をしても成立する可能性が低いのは言うまでもありません。
賃貸契約の値引きポイントと狙い目
賃貸契約で値引ける部分で、一番重要になってくるのは家賃のような毎月かかってくる出費です。これをたった数千円値引くことができただけでも、年間で通すと数万円の違いになってきます。
賃貸契約の2年間を通すと10万円以上の違いになってくることも少なくはありませんから、しっかりと交渉したいところです。
また、担保となる敷金が2ヶ月分や3ヶ月分の賃貸では、これをうまく値切っていくことができるでしょうし、ほんらい礼金というシステムは現在必要のないものですので、こうした部分もポイントです。
また、賃貸契約の際に値引交渉がはかどりやすい賃貸というのはたくさんあります。築年数が比較的古くて、空き部屋がたくさんあるような賃貸では、値段交渉をしてでも契約をしてもらえれば、賃貸業者にはプラスになりますので、値段交渉がはかどりやすいです。
引越し費用を値引くポイント!
引越し費用を値引くにもいくつかのポイントがあります。まず、引越しをする人がどのような引越しをするかによって変わってきます。
単身者が引越しプランやパックを利用して引越しをする場合では、なかなか値引交渉が成立しづらいですが、これはあらかじめ余分な費用をできる限り値引いた状態でプランとして提供しているからで、その他に見積もりをして引越し料金が提示されるようなファミリー向けの引越しなどでは、担当者とよく話しをして値段交渉が成立していきやすいポイントになります。
あまり自分本位になりすぎないのが交渉のポイント!
賃貸契約でも引越し費用でもそうなのですが、値段交渉のポイントは、あまり偉そうになったり、自分本位な条件ばかりを突きつけないことが交渉のポイントになります。
相手も人間ですから感情がありますし、あまり偉そうな態度の相手に対しては嫌でも値引きしたくないでしょう。なるべくコミュニケーションを大切にして、友好的に交渉をしていくべきです。嫌みにならずに、友好的かつ自分の条件はなるべくしっかり提示するという能力が大切になります。
また、たとえ相手が料金を値引いてくれたとしても、相手のペースに流されてその場で契約にすぐ踏み切らないようにも注意しましょう。少し考えた上で結論を出すのが大切です。その過程でもう一段階値引けるかもしれません。