今、結婚しない男性が増加中!?その理由に迫る!~前編~
今、結婚しない男性が増えているのは、不景気も大きな要因でしょう。夫婦共働き世帯が当たり前の昨今、そんな家庭で育った平成生まれの20代女性は、専業主婦に憧れているからです。結婚に対する男性の理想と女性の理想にギャップがあるようです。
平成生まれの女性が持つ結婚の理想とは?
平成生まれの20代女性は、専業主婦に憧れている女性も増えているようです。一方、結婚はいつかしたいけれど、離婚を担保して経済的に独立していたいと望む女性も増加しているようです。少し前に流行した「おひとりさま」がこれに当たります。
専業主婦に憧れている女性の結婚の理想は、バブルの時代の3K「高身長・高学歴・高収入」復活かと思いきや少し違います。今の女性は「高収入」だけを求めているようです。
現在の不景気社会では「高学歴」であることが必ずしもメリットとして就職に繋がるとは限りません。「高身長」でも無く、普通でいいのです。とにかく今の女性は顔も身長も普通でいいのです。今の若者未婚女性は、家事は男女平等が当たり前の世帯で育っています。
でも、「専業主婦でも家事は平等?」こう考えるのが結婚しない高収入男性の常識です。高収入男性は、専業主婦なら家はしっかり守ってほしいと思います。そこのズレが結婚観のズレになって未婚男性が増加するのでしょう。案外失業・リストラを経験した男性の方が、家事全般をこなす男性が多いのかもしれません。
専業主婦願望の女性は現実的な専業主婦を知らない?
男女共働き家庭で育った女性だからこそ、女性の社会進出が如何に大変か、そして女性が社会で生き残るのが如何に大変できついことなのか身にしみて知っています。そして企業の中で疲れ果て、「こんなの一生嫌だ」と思ったのかもしれません。
そこで、共働きしなくてもいいような世帯収入を独りで稼いでくれる男性を彼女達は探しているのです。同じ会社で同世代の彼と社内恋愛していても彼の収入では専業主婦になれないと彼と付き合いながら合コンや婚活に励む女性もいるのです。でも、彼女達は専業主婦の本当の大変さを知りません。何しろ現実の世界で専業主婦を見たことが無いのですから。
明治の時代から昭和にかけての専業主婦が当たり前の時代から、長い時をかけて女性が社会と闘いながら女性の地位を確立し、大変な道のりを経て女性の社会進出を夢見て成し遂げるまで持っていったから、専業主婦には自由が無いことを彼女達は知らないのです。
でも、女性の社会進出は、女性の精神的ストレスや女性の男性化、晩婚化、さまざまな弊害ももたらしました。女性は男性と違って子供を産むという機能を体内に備えていますので、男性と同じように働くことはできないのです。
現実は、肉体的苦痛を我慢して精神的自由を獲得して社会進出をするか、精神的苦痛を多少なりとも我慢して肉体的苦痛を無くすために専業主婦を選択するかですね。それなのに、平成生まれの女性は、専業主婦でありながら、精神的にも自由な生活を夢見ているのです。
そのために、専業主婦の生活は、お手伝いさんを雇い、家事からも解放され、有閑マダムのように友人とお茶をしてお洒落もして、家族旅行やお洒落なレストランでの外食も可能でなければなりません。そしてそれを可能にする男性の収入が必要なのです。つまり年収800万円以上ということになります。
そんな男性は50歳すぎないと、この不景気な社会では滅多にいないでしょう。若くしてそのような年収の男性には決まった女性がいるでしょう。決まった女性のいないそのような条件の男性に容姿は期待できないでしょうし、今の専業主婦願望女性は夢を見すぎているように思います。
それに、専業主婦願望の女性の条件を満たしている40代後半から50代の未婚男性は、20代の若い女性も結婚対象に入っています。でも、彼らはバブル真っ盛り世代で20代を過ごした男性なのです。彼らの母親は専業主婦や夫の両親との同居が当たり前の世代です。
彼らは彼らの父親のように「男子厨房に入らず」で育った彼らも歳を重ねるごとに男子厨房に当たり前のように入ってきました。料理上手な男性は増えましたが、彼らにとっての妻の理想は昔ながらの彼らの母親のような専業主婦なのです。平成生まれの女性達が思い描く理想の専業主婦とは違うのです。