結婚する時は、相手の家庭環境を十分に理解して結婚すべし~後編~
結婚してわかったある夫婦の悲劇
私の知り合いなんて、マンションのベランダに水がわき水のように循環する女神像を置いて、広い玄関からベランダの女神像が見えるのだそうです。おかげでベランダにはお布団や洗濯物を干すことができません。
お布団は布団乾燥機、洗濯物は洗濯乾燥機があるからベランダの中央に女神像が鎮座していてお洒落な方がいい、というのが奥さんの意見だそうです。
ご主人の方は家じゅう派手なインテリアで、ベランダに女神さまが鎮座して水がわき出て循環しているのを見てため息しか出ないのだそうです。洗濯物やお布団やシーツには太陽の香りがしてほしいのだそうです。
食事も奥さんの作るのはフランス料理やイタリア料理といった洋食のフルコースが多いのだそうですが、ご主人は和食の煮物が大好きなのだそうです。喧嘩になるので時々実家に帰って母親の煮物を食べているのだそうです。
結婚したい女性の家庭環境は大切です!
こんなことにならないように、一緒に生活が続くかどうか、恋人時代に彼女のお宅にお邪魔して生活習慣を見ておきましょう。多くの場合、彼女は彼女のお母さんと同じような感じに年をとって行くものです。
人は、自分の家庭が当たり前だと思っています。でも生活水準も人それぞれだし、家でお金をかけるところも違えば、インテリアや食事風景や家の雰囲気等、何もかも違います。それなのに、それぞれが自分の家が当たり前で、結婚してもそれが続けられると思っているのです。
夫婦は他人です。価値観も家庭環境も生活環境も十人十色なのです。だから、価値観がお互い共有できる位妥協できる男女でなければ夫婦になってもうまくいかないのです。我慢はストレスになります。我慢を我慢だと思わない程度の妥協ならいいのです。
でも、彼女の家に行って、それが無理だと思うようなら、そのことについて彼女と素直にじっくりと話し合いましょう。彼女との生活なのですから彼女と話し合いが付けばそれでいいのです。
でも、そこでお互い譲れないような価値観の違いが生じたら、結婚してから必ず亀裂が入りお互いに深く傷つきますので、こういう問題は逃げずにとことん向かい合いましょう。
人生死ぬまで一緒に生きていく女性なのですから、将来喜びも悲しみも共にしたいものです。でも、その価値観は育ってきた家庭環境で大きく左右されます。夫婦の関係についても親の夫婦関係が基準となって大きく影響するものなのです。
「愛があれば何でも乗り越えられる」なんてドラマや漫画の世界だけです。結婚は生活です。その点をゆっくり考えて結婚を決めましょう。今の彼女への気持ちが深い愛情となるかどうかはこの時の話し合いで決まる重要問題だと思います。