女性の理想の「育児パパ」と男性が考える「育児パパ」の違い~前編~
英国ロイヤルベイビー誕生でウィリアム王子とキャサリン妃の幸せぶりは何とも庶民的で素敵でした。王室よりも先にキャサリン妃の両親の方が先に赤ちゃんを見に行って、産後キャサリン妃は自宅でしばらく生活するそうです。
ウィリアム王子は2週間の育児休暇を取り、キャサリン妃の自宅へ赤ちゃんと一緒に帰るのです。あまりにも普通で、日本皇室では考えられないくらい自由だと思いました。産後のキャリン妃のことを何より大切に考えているのでしょう。
でも、赤ちゃんは将来の王様です。将来の王様が一般庶民の家にいるなんてすごいです。ウィリアム王子の愛を感じます。こんな男性に憧れる女性が増えるのではないでしょうか。ウィリアム王子が普通のパパになってさまざまなVIPサービスをしていました。何だか見ていて幸せな気分になりました。
男性が思う「理想の育児パパ」とは?
ウィリアム王子とキャサリン妃とロイヤルベイビーの会見を見て幸せな気分になった人は多いのではないでしょうか。この会見は王室会見というよりは、王子が赤ちゃん誕生をあまりにも嬉しく思い、「赤ちゃんが生まれましたよ。可愛いでしょ!見て見て!まだ見てない人はいませんか!?」というようなウィリアム王子の心の声が聞こえてきそうです。
見ている私達でさえ、幸せな気分となりました。「パパだねぇ」と我が家の旦那様も言っておりました。あんなに嬉しそうにされたら、本当に妻だって幸せな気分になります。その幸せがキャサリン妃の全身から表れています。一般庶民から王室という特殊な世界に嫁いだのにストレスが全く無さそうな感じです。
最近「育児パパ」という言葉が流行っているようですが、育児パパの気持ちは古くからあったように思います。生まれてきた赤ちゃんが可愛くて、触りたくて、手を触れてみたら握り返してきた、それだけで感動でしょう。
次は抱っこしたくなるでしょう。恐る恐る抱っこしてみたら笑ってくれたとか反応があるだけでも感激でしょう。オムツだってお風呂だって、赤ちゃんの初体験に参加したい気持ちは好奇心からもやってみたくなるでしょう。
昔は、「男子厨房に入らず」と言われていたような時代ですから、赤ちゃんを夫が抱っこするなんて、夫が妻をないがしろにしているような亭主関白が男の威厳と考えられていたような変な常識が邪魔していたのだと思います。
男女平等の今の時代、男性も映画を見て泣き、嬉しい時は素直に嬉しいと言えるというような感情を堂々と表現できる時代になったのだと思います。
特に男性は、赤ちゃんを産むことができません。その神秘の誕生に付き合った男性は、女性以上に感動するそうです。その感動が冷めやらぬ出産直後は、大変な「出産」という一大仕事を成し遂げた妻を手助けするため「育児パパ」になろうと、男性は張り切るのです。でもここまでなら興味本位とも言えます。
実際の「育児」は、ここからが大変なのです。赤ちゃんは3時間おきにミルクをあげないといけません。昼夜を問わずミルクを欲しがって大泣きします。つまり夜3時間おきに起きないといけないのですから、まず熟睡はできません。夜中にオムツを替えなければならない時もあります。
赤ちゃんは全てを丁寧に愛情を持ってやってあげないと、体温調節だってまだうまくできないのですから、洋服も通気性の良い心地良いものにしなければなりません。あせもや湿疹だってすぐにできてしまうのです。
言葉で訴えることができないので、大人が気をつけてあげるしかないのです。常に見ていて見守っていてあげないといけないのです。親の接し方一つで、赤ちゃんの表現や感受性も左右されるのですから子育ては大変なのです。
夜泣きにも耐え妻が睡眠不足で参ってしまわないように、精神的にも支えてあげないといけません。母乳は妻だけにしかできないので、昼間妻が少しでも睡眠をとれるように協力してあげるのが育児パパの仕事なのです。
ただ、赤ちゃんを可愛がって、手が空いている時だけオムツやお風呂の世話をしてあげるだけで「育児パパ」になった気分を味わうのは、本当の育児パパではないのです。