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熟年の人妻と、たまたま心の友達になった時の心得

例えば趣味のグループ活動で同席した人妻、例えばちょっとした知人のご令室、そんな女性とひょんなことから親しく話が弾んで、すっかり意気投合しちゃったりすることがあるでしょう。

こちらも熟年だから、まさか「若気の至り」には及ばないものとして、さてそうした場合に大人の男は人妻にどう接するのがスマートでしょうか。おたおたしているばかりでは、みっともないし、もったいないですよ。

プライバシーを細かく聞くなかれ

熟年の男女で、互いに家庭を持っているとすれば、「他人」です。何かのサークルや会合で知り合ったにしても、それぞれ別々の過去を持った全くの「他人」です。でも、だからこそ面白いのです。

長く夫婦をしていれば、誰だって鼻につきます。その点、他人は新鮮です。お互いに相手をよく知らないからです。そしてたまたま趣味が合ったり、人生観が一致したりすれば、話し相手として最高です。

互いに未知だから、新鮮で会話が弾むのです。よって、相手のプライバシーには触れないことが賢明なのです。生まれとか育ちとか、職業経歴とか家庭環境とか、そんなものは話題にしないでいましょう。

自分の経歴や資産をひけらかすな

前項にもつながりますが、自分のプライバシーもあからさまにしてはだめです。男はすぐ自慢話をしたがるものですが、今そこにないもので自慢するのはマイナスです。女は男の自惚れを、たちまち見抜いてしまいます。話術とか、知識とか、特技とかで、その場の楽しさを演出しましょう。

ブランド品を身に着けて誇らしげに見せびらかすのもぶち壊しです。心の楽しさを求めている時に、物や金をチラつかせてはいけません。とは言っても、自然な会話を続けていれば、話の中で少しずつ相手の過去の一部は見えてきます。

その都度、「へえ、そうだったの!」と言って感動していればいいのです。それが会話をエキサイトさせる大切な要素になっているのです。尋問したり、詰問されたりし始めたら、2人の関係はその日でオシマイになるでしょう。

優しい言葉で、女をおだててあげよう

楽しい話し相手として、お互いがお互いを選んだのですから、当然、相手の美点に気づいているはずです。わざとらしいお世辞はよした方が賢明ですが、適度な褒め言葉を時折、会話にはさむようにしてあげるのは、むしろ相手に対する礼儀です。

女性は顔やスタイルに非常な神経を注いでいます。熟年だからといってナメてかかって、「太ったね」なんて言うのはタブーですよ。もっとも明らかなジョークとして「アラフォー」だとか「おばさん」だとか表現するのは、親しみを増すことにもつながります。遠慮のしすぎは関係を冷たくしてしまうでしょう。一番効果的なのは、相手の性格や表情をさりげなく褒めてあげることです。

旦那のことには、できるだけ触れるな

世の中には変な男がいて、気に入った女性からご亭主についてあれこれ聞き出そうとする輩もいますよね。もしかしたら女性に惚れたために、嫉妬のあまり敵の情報を集めたいのかもしれません。でもそれは禁じ手の一つですよ。

女性は旦那のことをひとまず忘れたくて、あなたとの会話を楽しんでいるのでしょう。あなただって同じじゃないですか。ならば、自分の旦那の性格、旦那の仕事、旦那の癖のことなんか、聞かれて嬉しいはずがないでしょう。亭主の話が出たら、すぐ話題を転換してしまいましょう。ついでに言っておきますが、自分の女房の悪口を並べる男ってのは、サイテーです。

メル友になれ。ただし連絡は月1回以内にしよう

お互いに友達でいたい感情が確認できたら、電話と携帯メールの番号は教え合いましょう。そのパイプがないと、せっかくの「いい関係」が楽に続けていけませんから。

定期的に会合等で会えるのならば、その機会を最大限に生かすことです。会うたびに、ある程度違う話題を持っていたいですね。マンネリはよくありません。パソコンに長いメールを送る人がいますが、これはお勧めできません。ご亭主が絶対に見ないとは保障できないでしょう。

無論いかがわしいメールなど送ってはいないでしょうが、長文だとあちこちに誤解の種が含まれてしまいやすいのです。互いに親近感を抱いているとすれば、そんな言葉の端々に甘い言葉が紛れ込んでしまうものです。携帯メールも頻繁すぎれば、亭主の勘ぐりのもとです。

一線を越えてはいけません

熟年のお2人が親しみを増していって、離れがたい思いを抱いてしまったら、以後の責任は全て男が一身に引き受ける覚悟で、決然としかるべき段取りに入るしかありません。命を懸けて青春の情熱に返り咲くのですから、人生ゲームの振り出しに戻るつもりで、お好きにどうぞ。

でもこのコーナーでは、その一線は決して越えないことを前提に、お洒落な男女関係を目指していきたいと思います。大人だって、男と女なんです。色気はあって当然ですし、出会いは大切にしたいものです。年を取ったからこそ分かる人生の深い味わい。それを交換し、互いに交歓できる「茶飲みともだち」は、ぜひ数人持とうではありませんか。

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