イケてる車はブサイク男をセクシーに見せられるか？女性目線で車を考える

85年代１万2000円だった日経平均株価は、89年桁外れに上がりました。幾らだと思いますか？

ズバリ３万8915円という最高値が記録されました。男性も女性も金銭感覚がすっかり麻痺してしまっていたのでしょう。この頃のモテる条件は、良い車に乗っているか？良い身なりをしているか？ということだったようです。

しかし、今は昔。女性も男性もバブルがはじけて以降、ガツンと頭をたたかれたのでしょう。お金の使い方も慎重になり、車を選ぶ基準も変わってきたように思います。確かに、車を持っていた方が、行動範囲は広くなり女性としてはうれしいと答える人は多いでしょう。

しかし景気は回復傾向にあるものの、高級車をポンと買えるような収入がある人はごくわずかです。しかも駐車場代や自動車保険、ガソリン代のコストがかかります。良い車に乗っていればモテるというような時代ではありません。

車をすぐに乗り換える男性がいますが、これは女性にモテない条件となってしまうかもしれません。「車をすぐに乗りかえる男性をどう思う？」というアンケートを年齢関係なく取ってみたのですが、「車をころころ変える男性は、飽きっぽい性格というイメージがある」「すぐ浮気されそう」「車を変えるごとに乗っている女性が違う男性を見たことがある」などの回答が大半でした。

もちろん「気にしない」と答える女性もいます。しかし「単に車が好き」という男性の主張と違い、女性たちはこのような男性に「飽きっぽい性格に違いない」と思う人が多いようです。これは、イケ男でもブサ男でも関係のないことでしょう。もしも女性にモテたいと思うなら、車をすぐに変えることは控えたようが良いのかもしれません。

ではなぜ、冒頭でもお話ししたこの男性をセクシーであり、格好良いと思ったのでしょうか？

その謎は、今の車を選ぶときに関係があるのかもしれません。高級車を持とうとすると、維持管理費用が莫大（ばくだい）にかかります。しかし、この高級車に乗っている彼には、その大変さは感じませんでした。これはあくまでも想像ですが、この男性が自分に合ったキャパシティーの車に乗っているからだと思います。

このような、生活の余裕をなかなか着こなせる人はいないでしょう。この男性には「余裕で着こなしている」と感じさせる何かがあったのではないかと筆者は分析しています。

格好よさを演出できる男性はすてきです。自分に挑戦しているからこのような演出が可能なのでしょう。女性にモテたいと躍起になっている人は、必死さがにじみ出てしまいモテないと筆者は思います。これはイケ男であってもブサ男であっても変わりません。

そのようなアイテムの一つに、車があっても良いのではないでしょうか？「これに乗れる男になりたい」という思いを実現できる力こそが、本当のイケ男を作る基盤となるのではないかと筆者は思うのです。