たくさんの友人を持つ事で、自分の生活を豊かにする方法

友人とはそもそもどのような対象を指すのでしょうか。わたしは、気づいたらいつも一緒にいる人・・・が友人だと思っています。わたしの人生を振り返ると、いつもとなりには誰かしら友人がいました。彼等と特に何かをしたわけではありませんし、特別な会話をしたわけでもありません。

気づいたら、いろんな経験を共有し、同じ時間を過ごし、その年月が経つにつれて関係の深さも深まって行きました。仲良くなりたいなどとも思わなかった人ばかりのような気がします。居心地がいいのか、うまが合うのか、理由はよく分かりませんが、気づいたらいつも一緒にいました。

逆に、友達を作ろうと思って行動した時は、絶対にうまくいきませんでした。なぜかは未だによく分かりません。友達が欲しいという気持ちに相手が一歩さがるのか、それとも友達が欲しいあまり、自分の事を表現しすぎて、自分の事だけになってしまっていたのか。

それとも、たまたま合う人がいなかっただけなのか。理由はよく分かりません。わたしの考えとしては、欲しいものを頭で考えていると、欲しいものを得る事にのみ集中してしまい、その過程をおろそかにしてしまう事があるようです。コレが原因なのかなと思っています。

友達が欲しいあまりに、相手の事を大切にしなかったりしてしまうのでしょうか。なので友人というのは、空気のようなものと言えば良いと思います。自然に隣にいるもの。力まなくて良いと思います。あなたに合う人が多いか少ないかは分かりませんが、必ずひとりはいます。

そして、ひとりを見つけたら、そこからまたその友達の友達を紹介してもらったりして、どんどん増やして行く事が出来ます。だから、諦めずに心の隅に友達が欲しいという気持ちは置いておき、頭で考えないようにした方が友達は出来ます。

どんなものが友達なのかは、その人によって定義は異なると思いますが、わたしは友達とは、時間と経験を空気のように共有出来る存在だと思っています。

子どもの頃から、親や先生から友達を作る事の大切さを教わります。しかし、わたしの記憶では、なぜ大切かを教えてくれた大人はひとりもいませんでした。わたしが聞いてなかっただけなのか、それとも教えてくれなかったのか。わたしの心に届く言葉は残念ながらひとつもありませんでした。

わたしは20代の頃は、友人の必要性をあまり感じませんでした。むしろ孤独を楽しめる孤高な人間の方に魅力を感じ、すばらしいと感じていました。なので、友達をたくさん求めている人をみると、どこか拒絶する傾向にあったように思えます。

ただ、そんな感じの生き方をしていても、やはり心のどこかに一人は寂しいという気持ちはありました。おそらくですが、あったように思えます。なので、距離を置いて付き合いながらも、良い人に出会えたら、その人達をとても大切にする傾向がありました。

つまりは、欲しているものに出会えた時の喜びだったのでしょうか。なぜ友人が大切か、必要なのかというのは、彼等が教えてくれました。わたしは友人を持つ事で、自分の思考の幅が広がり、人生が楽になっていったように思えます。

こういう風に感じているのはわたしだけじゃないんだ。わたし以外にもたくさん同じ風に辛い人生を生きている人もいるんだ・・・それを知った時、不思議な安堵感と、やすらぎを感じました。実際は、わたしよりも不幸な人生を歩んでいる人なんて星の数ほどいるし、基本的にはみんな辛い経験をして生きています。

なので、自分ひとりだけがこんなに辛いんだというのは、ただの思い込みであり、その独りよがりの考え方を拡げてくれたのが、友人達でした。友人は、自分の価値観を拡げるために必要なんだと、今のわたしは思っています。

友人を増やすには、社交場に顔を出す事です。パーティや飲み会などにどんどん出席し、たくさんの人と出会いましょう。そうする事で、出会いは必然的におとずれます。そして、出会うまで待つ事です。そうすればきっと友人は増えて行きます。あなたにもすばらしい出会いがある事を祈っています＾＾