もしも相手の嘘を見破ってしまったら?こだわらない接し方
もしも相手の嘘を見破ってしまったら、一体どうしますか?嘘を指摘して謝罪を求めるのか、それとも嘘を受入れて気付かないようにするのか。時間を無駄にしない対応をしましょう。
全く嘘をつかない人はいない
世の中に全く嘘をつかないという人はいらっしゃらないのではないでしょうか?ものすごく些細な事まで含めたら、完全に嘘をゼロにするという事は、至難の業ですよね。
にも関わらず、嘘をつかれたらとても悪い印象を持ってしまいます。自分も嘘をつくのに相手に疲れたら腹を立てたり印象を悪く持つのは、本来虫の良い話ですが、自分もつくからこそ、相手を上手く騙せているという時の心理状態が理解出来て、それで嫌な気持ちになるのでしょう。
嘘を全くつかない事は難しくても、嘘を減らすことは出来ます。余計な嘘を減らすように心がけたいものです。
嘘の中にはつかなくてもすむ嘘が多い
嘘をつくのは、利害関係や対面のためにつく場合がほとんどです。正直に言うと損をするからとか、正直に言うと変に思われるから恥ずかしいとか、そういう事が嘘の原因の根本になっています。
しかし、嘘をつくことに慣れてしまうと、つかなくてもいい嘘をついてしまうようになります。つこうがつくまいが、利害や相手への印象は変わらないのにも関わらず、何となく無駄に嘘をついてしまうというケースがあります。
実は、こういう無駄な嘘の方が数が圧倒的に多いのです。自分勝手な思い込みで、相手をごまかす嘘。相手はそれほど自分に興味を持っていないのに、自分が勝手にイメージした像によって嘘をついてしまうのです。
もしも嘘を見破ってしまったら
そういう相手の嘘を見破ってしまったら、どうすれば良いのでしょうか?そんな時は、相手よりも一段上の目線に立って、相手が嘘をつかなくてはならなかった状態を受入れてあげましょう。
相手は、利害や対面を気にしたり、思い込み(心の囚われ)によって嘘をつく訳ですから、そういう相手の状態を理解してあげましょう。
相手の嘘を指摘して、相手を非難しても時間の無駄です。その人はきっと他のところでも同じように嘘をつくでしょう。
顔を立ててあげて、相手の嘘に乗ってあげてください。
そして、出来れば相手に「本当は嘘に気付いているよ」というサインを出しましょう。そうすると、相手は慌てて修正をし、少しだけ嘘をつく事に懲りるかも知れません。
単純に指摘するよりも、度量を見せた方が相手の心にも響くのです。
そして、嘘が少ない人ほど、正直である事の難しさと素晴らしさをしっているので、嘘を見破りやすい人である事も知っておきましょう。